以下の文書は以下の日本語訳です。

Arroyo (creek) - Wikipedia

アロイオは水の無い川で、雨が降った時のみ川になるものです。 これは砂漠地帯のように、川岸に木や草が生えていないため川岸に保水能力がないために起きる現象です。 よく考えてみると、これは砂漠地帯に限定されることがなく、コンクリートだらけの都会にも起きることがわかります。 水の無い川は (規模が小さければ) 都会にも随分ありそうです。

アロイオ (arroyo /əˈrɔɪoʊ/; スペイン語 [aˈroʝo], 川 (brook)) はウォッシュ (wash) とも呼ばれ、 水の無い川 (クリーク)、川床、あるいは峡谷 (gulch) で、 一時的に、あるいは季節毎に、十分な雨が降った時に、水が満ちて流れるものである。

ラテンアメリカ (Latin America) では、年中連続的に流れ、枯れることがなくても、 どのような小さな川もアロイオ (arroyo) と呼ばれることがある。

用語の rambla (スペイン語) や wadi (アラビア語) は、スペイン、北アフリカ、及び西アジア で使用される。 アロイオは砂漠の動物の水源を提供する。

砂漠のウォッシュの生物群系 (biome) は米国南西部のアロイオに制限されている。

アロイオ・ノース・フォーク (Arroyo North Fork) ニュー・メキシコの ラスクルーセス (Las Cruces)、 東を見る	アリゾナの ソノラ砂漠の アロイオ	突然の洪水 (flash flood) が ゴビ砂漠の水の無い 川床を襲う。

アロイオは自然な川の地形であることもあるし、 建設された洪水制御水路であることもある。 この用語は通常は乾燥・砂漠の気候における、傾斜して山がちな地形に適用される。 付け加えると：　 多くの共同体では、アロイオは主要な輸送ルートでもあり；　 多くの都会の共同体では、アロイオは公園とリクリエーション の場所でもあり、 しばしば線形多目的で、自転車用、歩行者用、そして乗馬用の道が備わっている。 激しい洪水 (flash flooding) はあふれた土地に、 深いアロイオ、あるいは堆積物を残す。 周辺地域の地下水の水位を下げることがあり、農業に不適切になる。 しかしながら、砂漠のアロイオ峡谷で降下した浅い地下水は、 土壌における塩分の浸み込み (saline seeping) とアルカリの沈着 (alkali deposits) を削減することがあり、灌漑農業 (irrigated farming) に適切なこともある。

エル・パソのアロイオ公園の空からの光景 後方のフランクリン山脈 (Franklin Mountains) から流れる雨の通り道

米国ニュー・メキシコ州の ドニャアナ郡 ( Doña Ana County) の排水条例では、アロイオを断続するか、 つかの間の流れを通す水路として定義し 40 エイカー (160,000 m²) の主要な排水を提供するとしている；　あるいは 100 年に 1 度の暴風でおきる 1 秒間 100 立方フィート を越えて流れる水路としている。 水路モデル (hydrological modeling) でアロイロに関しての研究が実施された。 自然なアロイオはアロイオ・カット (arroyo-cutting) と呼ばれる過程により作られる。 これはニュー・メキシコ州のような乾燥した地域で起き、激しい雨で川が大きくなり、周辺の岩を切り崩して、 峡谷を作り、通常の天候では水がない。 しかしながら、これらの過剰に荒れる時期がアロイロ・カットの唯一の原因であることには議論がある、 というのは長期の気象変化などによる他の因子も考慮に入れなければならないからである。 1900 年代に米国南西部で起きたアロイロ・カットは深刻な農業問題の原因となり、 例えば地下水の水位低下と農業用・放牧用の土地の破壊があった。

灌漑を必要とする土地の農業では、農民は水を配布するために 伝統的に建設された小さなアロイオ、acequias, zanjas あるいは水路 (aqueduct channel) に依存する。

より大きな建設された実例は ニュー・メキシコ州の アルバカーキ (Albuquerque, 発音) にある。 コンクリートで裏打ちした野外数マイルの排水路があり、 この地域の水を主要な「北迂回水路」 (North Diversion Channel) に排水する。 この水路は リオ・グランデ川の支流で、アルバカーキの上流で合流している。 ここの「サンフアン・プロジェクト上水プラント」(San Juan Project Water Treatment Plant) の後では、 川の「シルバリー・ミノー」 (silvery minnow、魚の種類) の生息に必要以上のリオ・グランデ川の水は市の上水として利用可能である。 建設されたアロイオには 突然の洪水の危険により、 立ち入り禁止の掲示がある。

「アロイオ・セコ」(Arroyo Seco) とロサンゼルス川 (Los Angeles River) は 南カリフォルニアでもっと有名な実例で、 以前の自然なアロイオ季節水路で、 建設された開放排水システムのアロイオになった。