以下の文書は以下の日本語訳です。

Rough and Tumble Engineers Historical Association - Wikipedia

以下で 「ラフ & タンブル技術者歴史協会」 のことを以下で 「ラフ & タンブル」 とか 「R & T」 のように省略しています。

以下であまりはっきりと述べていませんが、19 世紀末の米国の農民は蒸気エンジンを使えないといけない立場にあり、 「ラフ & タンブル技術者」 (粗野でのたうち回る技術者) とは 19 世紀末の米国の農民たちを適切に表す言葉です。 背景には農民たちが蒸気エンジンのマニュアルに首っ引きとなった歴史があり、 ちょうど、これは 20 世紀末にパソコンのソフトのマニュアルに首っ引きになった日本の事務職の姿と重なる部分があります。

ラフ & タンブル技術者歴史協会 は米国で 2 番目か 3 番目に古い脱穀機屋の再会である。 これは毎年 8 月の中旬に水曜日から土曜日にかけて、 ペンシルバニア州キンザーズ (Kinzers) で開催され、 ランカスター市 (city of Lancaster) の 8 マイル程東にある。 協会の名前は 1890 年代の次の本に由来する： ジェームズ H. マガード：　ラフ & タンブル技術者 、 農業 & トラクション・エンジンの操作方法

脱穀機屋は労働者の一員で、自分のトラクション・エンジンと脱穀機を所有しており、 農場から農場へ移動して、 小麦を手に入れて、脱穀をした。 多くの脱穀機屋は複数の州に赴き、シーズンごとに数 100 マイルを移動した。 農民達は最も良い脱穀機屋のサービスを手に入れることを競った。 脱穀機屋は 1940 年代と 1950 年代の コンバイン・ハーベスターの開発によって時代遅れになった。

最初の 「ラフ & タンブルの再会」 は 1948 年にアーサー S. ヤング (Arthur S. Young) の 農機具代理店の敷地で開かれ、この場所はペンシルバニア州キンザーズの東端の US ルート 30 の南側にあり、 ランカスター市の東およそ 8 マイルにあった。 ヤングと彼の父親は何台かの蒸気トラクション・エンジンを保守し、 ヤングは 「ペンシルバニア州脱穀機屋 & 農家 の保護協会」 (PTFPA、Pennsylvania Threshermen and Farmers Protective Association) の役員を務めていた。 地元の何人かの蒸気エンジンの熱狂家はヤングを励まして、 「脱穀機屋の再会」 を開き、 彼のエンジンのコレクションを展示させようとした。 PTFPA はイベントのために無料の食べ物と宣伝を提供することに同意した。 エルマー・リッツマン師 (Rev. Elmer Ritzman) は 「アイアン・マン・アルバム」 (Iron Man Album) (これは脱穀の伝統と農業生活一般を保存することに専念した雑誌で、 現在はオグデン出版 (Ogden Publication) が所有して、名称が「スチーム・トラクション・マガジン」 となっている) の創刊エディターで、最初の R & T ショーの重要な提案者で、 長年の間、R & T のディレクターを務めた。

R & T は世界で最も良好で、最も大きな古いトラクション・エンジンのコレクションを持ち、 2 ダース以上もの機械がある。 これに付け加え、あらゆる種類のアンチークな農機具、そして機械もあり、 これに加え、3 つの納屋一杯の古い蒸気エンジンと幾つかの古い静止ガス・エンジンがあり、 これにオットー・ランゲン・エンジン (Otto-Langen Engine) が含まれ、 これは商的に成功したガス・エンジンの数少ない現存する実例の 1 つで、 このほとんど、いずれもが可動な状態にあり、 「脱穀機屋の再会」や他のショーの時に操業している。 2/3 スケールのサイド・ギアの付いたシェイ蒸気機関車 (Shay locomotive) もあって、 これには乗ることもでき、更にはもっと小さな点火状態の蒸気機関車もある。 イベントの大半では、とりわけ脱穀機屋の再会では、 何人かの工芸家 (crafter) がおり、これに エーミッシュ (Amish) と メノナイト (Mennonite) の地元住民と、国中の至る所から来る蚤の市の商人がいる。

8 月の中旬に開催される「脱穀機屋の再会」に付け加え、 R & T が提供するのは： 4 月の 2 日間の実地の 「蒸気学校」、とアンチーク・トラクター牽引、 5 月の春の蒸気アップ (Steam-Up)、 6 月の鍛冶屋の日 (Blacksmith Days)、 10 月の収穫の時の祝いがある。 付け加えると、 色々なコレクターの協会が R & T でイベントを開き、これには 「ジョン・ディーアの日」 (John Deers Days) と 「インターナショナル・ハーベスター/ファームオール ショー」 (International Harvester/Farmall show) が含まれる。

協会は敷地で 2 本の鉄道を走らせ、ゲストが楽しめるようにしている。 1 本は 2 フィート 6 インチ (762 mm) の狭軌のシェイ鉄道 (Shay Railroad) で、 石炭を燃やし、歯車の付いた機関車を呼び物にしている。 もう一本は 15 インチ (381 mm) のゲージのリトル・トゥート鉄道 (Little Toot Railroad) で、 乗ることができるミニチュア鉄道で、 「クラウン・メタル・プロダクツ」 (Crown Metal Products) で建設された機関車を呼び物にしている。