以下の文書は次のページの翻訳です。

Main Street Bridge (Columbus) - Wikipedia

オハイオ州コロンバスのメイン・ストリート橋は長さ 700 フィート (210 m)、3 スパン、傾斜アーチ吊り橋で、 サイオート川 (Scioto River) にかかっている。 この橋は傾斜した単一結合アーチを持つ橋で、北米では始めてで、世界では 5 番目のものである。 橋の最終建設費は $6010万 であった。

完成間際のメイン・ストリート橋 南のダウンタウンから見る。	オハイオ州における位置

元々のメインストリート橋は、複数スパンで、 アール・デコの開放スパンドレルのアーチ橋で、 路面がコンクリートで、1937 年に建設された。 何年もの天候と交通による劣化で橋は使用に不適切となり 2002 年に閉鎖された。

1937 年の橋 (手前)

古い橋を偶像的な構造で置き換えることを望み、 コロンバス市はスピロ・ポラリス博士 (Dr. Spiro Pollalis) -- ハーバード大学デザイン大学院のデザイン工学・マネージメント教授 (design technology and management) -- と橋のデザインで契約をかわした。 彼のデザインは予算上の都合から、わずかに変更されて 2010 年 7 月 20 に開通した。

以前の橋が閉鎖された時に、技術者は橋の交換経費がおよそ $1950万 であると見積もった。 しかしながら、2004 年までに、見積もりは $2950万 に上昇した。 計画者が 2006 年に建設の入札を受領した時に、最低価格は $4410万 であった。 コスト超過、デザイン変更、そして点検により、 橋の最終経費にもう $1000万 が付け加わった。

メイン・ストリート橋の元々の構想 (concept) はずっと複雑で、最終デザインよりもずっと経費がかかった。 当初、主アーチの [スパン：上昇] 比率はとても浅い 10：1 を要求するもので、 随分と軸方向と曲げに力を加えていた。過剰な力を収容するために、 デザインは橋を支えるために高価で高強度なコンクリートと鋼を要求していた。 そのようなスパンの材料と建設の高い経費から、アーチのデザインの [スパン：上昇] 比率を 6.6：1 に修正し、 主アーチを高くして、長さを 480 フィート (150 m) から 400 フィート (120 m) に縮小した。 このデザインの変更により、安い材料を使用して 60,000 ボンド (27,000 kg) 以上の鋼を節約することが期待でき、 一方で橋をユニークにする 10度 の傾きを維持することができた。

橋の表面は 2 つの分離した路面から構成され、 1 つは 35 フィート (11 m) 幅の車道で、東向きの 2 車線と西向きの 1 車線からなり、 もう 1 つがアーチと反対側の 18.5 フィート (5.5 m) 幅の歩道で、車道よりも少し上昇していた。 元々の構想 (concept) のデザイン修正により路面の支持が変わったが、 路面の実際の建設は新しいデザインを収容するために、ほんのわずか変化したのみである。

メイン・ストリート橋は 13 基の L-支柱 (L 型支柱) を要求した。 この L 支柱は路面をアーチに接続するためのものである。 元々のデザインでは先細の幾何構造を使用し、これは各支柱ごとに違っていた。 13 基の異なる支柱の製造、デザイン、テストは経費が高くなりすぎた。 そこで技術者は経費の削減のためにデザインを単純化した。 元々のデザインの美学は、もっと一様な支柱のデザインにより、変化したが、 これらは同様に訴えるものがあり、部品の重さを 400,000 ポンド (180,000 kg) 以上削減した。

最終的なメイン・ストリート橋のデザインの修正は橋脚であった。 元々のデザインは 2 つの 「V 橋脚」 を要求した。 これは主アーチと両側の副アーチが交わることで形成されるものであった。 このデザインを構造的に健全にすることがほとんど不可能で、 技術者は橋脚を単純化することを余儀なくされた。 これをするために 「三日月橋脚」 (crescent pier) を作り、 これにより両側のより小さなアーチが取り除かれ、より良い支えを与えるための一基のより大きな橋脚が作られた。