キャラスール (Carrathool)

キャラスール (Carrathool, /ˈkærəθuːl/) はオーストラリア、ニューサウス・ウェールズのキャラスール・シャイヤ (Carrathool Shire) の西リベリーナ (Riverina, /rɪvəˈriːnə/) 地区の村である。 2011 年の国勢調査では人口が 296 名であった。ここは、スタート・ハイウェイ (Sturt Highway) のダーリントン・ポイント (Darlington Point) とヘイ (Hay) の間の北 5 km (3 マイル) の地点にあり、マランビジー川 (Murrumbidgee River、/mʌrəmˈbɪdʒi/) に対して、ハイウェイの反対側にある。村は川の北数キロメートルにある平野に属し、今は使用されていない鉄道駅の周りに群れている。

訳注

発音記号は IPA for Englishです。原文に書かれているものをそのままコピーしています。
ファミリー・ホテルが焼け落ちたと書いてありますが、再建されています。 Google map にアップされた写真の説明に「After it burnt down, the locals rebuilt it!」 (焼け落ちた後で、地元の人が再建した!) と書いてあります。撮影の日付が 2014 年 11 月です。
アップされた写真：再建されたファミリー・ホテル

地名のキャラスールは地元の原住民の言葉から来ており、「生まれつきの仲間」 (Native Companion) を意味している。

1852 年 10 月に 4¹/₂ 平方マイル (12 km²) の居留地 (reserve) が宣言された (ラクラン・パストラル・ディストリクト (Lachlan Pastoral District) の No. 13)；この場所はマランビジー川の北岸のキャラスール (Currathool) と呼ばれる場所にあり、ラッド氏 (Mr. Rudd) に占有された牧場 (cattle run) があった。

キャラスール (Carrathool) -- しばしが Currathool と書かれる -- の元々の村はマランビジー川の渡河地点で、ボリー・ポイント (Boree Point) と呼ばれる場所にあった。

キャラスール郵便局は 1882 年 6 月 20 日に開設された。キャラスールは町のはずれに「人口 99 人」の標識を掲げている事で有名で、私たちは長い間人口 100 人に達することを望みましたが、干ばつと子供たちがしばしば、もっと大きな中心地に移住するため、この数には決して到達しなかったでしょう。上の国勢調査はキャラスールのタウンシップ (township) に関するものでなく、隣接するグルゴウイ (Goolgoi, /ˈɡʊlɡaʊi/ ) のタウンシップよりも人口が多くない。

マランビジー川とスタート・ハイウェイの間にかかる橋は 1924 年に完成した。これはアラン型式の木造トラスの道路橋で、バスキュール型式のリフト・スパンがあり、これは円柱状の鉄の橋脚で支えられ、川船が通過できるようにデザインされている。ニュー・サウス・ウェールズにはバスキュール・リフト橋が 3 基しか残っておらず、キャラスール橋はこの中で唯一の木造トラス道路橋である。パーシー・アランはアラン・トラス等の橋のデザイナーで、ニュー・サウス・ウェールズ公共工事局 (Public Works Department) の上級エンジニアであった。

訳注

アラン型式のトラスとはアラン・トラスのこと。

キャラスール橋はパント船の代わりとなる橋建設の世論の圧力 (public pressure) に呼応して建設された。工事資金は一部分を地域住民が支払い、一部分を公共工事局が支払った。地域住民が橋の経費の半分を支払う要求は「ヘイ (Hay) の市長が残念に思った。彼はリベリーナ地区の権利と開発を熱心に唱えていた人であった。」

キャラスール橋は非常に価値がある歴史遺産と思われている。橋はオーストラリアのナショナル・トラストに登録され、ニュー・サウス・ウェールズ州の登録歴史遺産 (NSW State Heritage Register) である。


キャラスールのファミリー・ホテル 2010 年に焼け落ちた	ニュー・サウス・ウェールズ州における位置