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Millrind - Wikipedia

ミルリンド (millrind) あるいは単に リンド (rind) とは一組のミルストーン (millstone, 石臼) の上側の石 (upperstone、 ランナー・ストーン (runner stone, 回転石)) の 鉄の支えで、通常、4 本の腕があるか (four-armed)、あるいは十字型 (cross-shaped) をしている

ベッドストーンとリンド (rind)

リンド (rind) は主軸の四角い部分の頂上 (the top of square-section main shaft or spindle) に固定され、 ランナー・ストーン (runner stone) の全重量を支える、 ランナー・ストーンは数トンにも及ぶことがある。 ランナー・ストーンの表面には彫ったくぼみがあり、 これは「スペイン十字」("Spanish cross") と呼ばれ、ミルリンド (millrind) を収容する。 リンド (rind) が必要なのは穀物が ランナー・ストーンの中心の穴から 注がれるためで。 従って主軸 (spindle) は、車輪に車軸を通すようにできなかったためである。

後の改良は、十字の代わりに、軸 (spindle) の上にメイス (mace) を搭載して、 ジンバル (gimbal) にして、 ランナー・ストーンに組み込ませた。 この装置により ランナー・ストーン (runner stone)を二つの平面で動かすことが可能となり、 これにより、下の (静止した) 石を、もっと密接にたどった。 しかし重さが適切に均衡するように十分に注意しなければならなかった。 下の石と ランナー・ストーンの分離は、すり潰しの細かさを調節し、 大いに注意して重さが適切に均衡するようにしなければならなかった。 ランナー・ストーンと下の石の分離はすり潰しの細かさを制御し、 テンター機構 (tenter mechanism) により調節された： すなわち、スクリュー・ジャッキ (screw jack, ネジ・ジャッキ) により軸 (spindle) の基底 (base) を支える軸受け (bearing) を上げ下げした。

ミルリンド (millrind) は時々紋章の図案として登場し、 この場合にはフランス語の名称であるフェール・ド・モリーヌ ( fer-de-moline ("iron of a mill", 製粉機の鉄)) としばしば呼ばれる。 実際のミルリンド (millrind) と同じように、フェール・ド・モリーヌは形が随分変化する。 16 世紀の作家のボスウェル (Bossewell) は裁判官 (judge) と治安判事 (magistrate) に 適したシンボルであると特徴づけた。 彼らは、ミルリンド (millrind) が ランナー・ストーン (runner stone) と全く同じように人々をまっすぐな コースをたどらせるからであった。 しかしながら、これは、しばしば家名を暗示する紋章 (canting arms of families) であり、 例えばミラー (Miller), ミルン (Milne), ミルズ (Mills), ターナー (Turner), ターナー (Turnor) そしてターナー (Turnour) のような家名がある。

ミルリンドに基づいた別の図案はクロス・モーリン (cross moline, [訳注： クロス (紋章学)の挿絵を参照]) であり、 これは十字の形で二股に分かれた末端 (bifurcated ends) がある (時には中心に穴がある場合があり、時にはそうでない)。 初期の紋章では、フェール・ド・モリーヌ (fer-de-moline) の用語はしばしばクロス・モーリン (cross moline) を言及している。

色々なミルリンドと それ以外のミルの備品	ミルストーンとリンド、 オランダ, エーデ (Ede) の ドゥースブルヘル風車 (Doesburgermolen)	初期の墓石のリンド、ストボ・ カーク教会 (Stobo Kirk), ピーブルズシャー (Peeblesshire)

スペコットの紋章 (Arms of Specot), デボン, マートン (Merton) 教区のスペコット家, 金の ベンド (bend) の上に 3 つの銀のミルリンド	第二代ライル (Lisle) 男爵の ジョン・ド・ライル (John de 、 Lisle) の兜、Garter stall plate に表示されたもの、 クレスト としてのミルストーンとリンド	ベティー・ブースロイド (Betty Boothroyd) の ブースロイド女男爵の紋章 (arms Baroness Boothroyd) ミルリンドが付属

サー・ガイ・フェール (Sir Guy Ferre, 1323 年死亡) の家名を暗示する紋章、一つの ベンドレット全体にわたるフェール・ド・モーリン (A fer de moline over all a bendlet)。 サフォークのバトレー小修道院 (Butley Priory)	ミルリンドは米国海軍の 法務総監部隊 (Judge Advocate General Corps) の記章の中央部分を形成