以下の文書は以下の日本語訳です。

Roundhouse (windmill) - Wikipedia

ラウンドハウス (roundhouse) は直訳すれば円形家屋ですが、ここでは柱風車に付随するものです。

ラウンドハウス (roundhouse) は柱風車 (post mill) の一部分で、 架台を囲んでいる。 これには 2 つの機能がある： 気象から架台を守ること、 貯蔵スペースを提供することである。

英国、 ノッティンガムシャー、 アプトン (Upton) の柱風車の現存するラウンドハウス

初期の中世の柱風車は、 架台が一部分地面に埋まっていた。 これは風車を安定させたが、 不利な点があり、地面と接触する場所で架台が腐った。 この形式の風車は沈下柱風車 (Sunk post mill) と呼ばれた。 風車をより大きくすることによって、架台を地面から持ち上げることが可能となった。 この風車は 開放架台柱風車 (open trestle post mill) と 呼ばれた。 風車の架台は、地面から離れていたが、なお気象にさらされていた。 架台の周囲に構造を追加することによって、気象から保護され、 穀物と小麦粉に乾燥した追加の貯蔵スペースを作る利点が追加された。 これらの風車はラウンドハウス (roundhouse) が付随した柱風車と呼ばれた。 開放架台柱風車 (open trestle post mills) によっては、 後でラウンドハウスが追加された。 例えば、1830 年頃に サフォーク (Suffolk) のドリンクストーン (Drinkstone) がある。 他の風車では最初からラウンドハウスが建設された。 一階建てのラウンドハウスは 2 つの扉がちょうど反対側にあって、 風がどちらから吹こうと安全な出入り口を提供した。

ラウンドハウスは通常丸いが、常にそうとは限らない。 多角形のラウンドハウスも存在する。 ラウンドハウスは一階建て、二階建て、あるいは三階建てもある。 後者は サフォーク (Suffolk) の風車では最も普通であり、ここで柱風車のデザインが頂点に達した。 背の高いラウンドハウスは木々の上に風車を持ち上げ、風をより良くとらえることを可能にしている。 時には、風車は サフォーク (Suffolk) のサウスウォルド (Southwold) のブラック・ミル (Black Mill) のように、 1863 年に突風のあとで持ち上げられた。 これには元々一階建てのラウンドハウスがあったが、再建後は二階建てのラウンドハウスになった。 一般にラウンドハウスは構造的機能がないが、英国のミッドランズ地区 (Midlands region) の ラウンドハウスは例外で、ここのラウンドハウスには縁石 (curb) があり、 風車の バック (buck, 本体) の下の車輪を通して、風車の重さの幾分かを支えている。 風車の重さは通常は架台のみによって支えられている。

しばしば、柱風車が取り壊された時にラウンドハウスが残された。 これらのラウンドハウスが生き延び、貯蔵庫や住居に変換された。