市役所橋
以下の文書はスペイン語版の Wikipedia の英訳の日本語訳です。
ほぼ正確に翻訳できたと思っていますが、 その経緯に関してはデウスト橋の冒頭を参照して下さい。
市役所橋： Google map、 3D
市役所橋はスペイン、 バスク州 ビルバオ にある可動橋で、 ネルビオン川の河口を横断し、 アバンド区を、現在は存在していないアンテゴ・デ・ベゴニャ (Antego de Begoña) -- 現在のビルバオの 2 区、3 区、4 区 -- に接続している。
1920 年代の終わりに市の新しく拡張した地区を統合する必要から、 ネルビオン河口を横断する色々な橋を建設する必要が起きた。 それらの一つがベゴニャ橋 -- 現在の市役所橋 -- である。 この橋は市の中心地を市役所と新たに併合したベゴニャの近郊に通じる道に接続する役を担った。
河川交通は港の工場で本質的で、 当時は河口で発展しており、 これらの橋は船の通過が可能となるようにデザインすることを余儀なくさせた。
採用された解決方法は (米国) シカゴ市に存在していた橋に外見が似た可動橋であった この街の市長であるフェデリコ・モジュア (Federico Moyúa) はこの解決方法を市の技術者のリカルド・バスディダ (Ricardo Bastida) に委託した。これは彼が 1926 年にシカゴで開催された 聖体大会 (Eucharistic Congress) に出席した時に発見したもので、 シカゴ市のカンチレバー型式の可動橋であった。 (橋の建設のために参考として) 選出されたのはミシガン・アベニュー橋で、 技術者の ベネット (Bennett), ピルフェルト (Pihlfeldt) とヤング (Young) により 1920 年に建設されたものであった。 。
建設技術者の Ignacio de Rotaeche と ホセ・オルティーズ・アルティニャーノ (Jose Ortiz de Artiñano) は これらの橋の 2 基の建設を依頼された。 これらの橋は今でもあるが、もはや開放することはない。 これらの 1 つが市役所橋である。
20 世紀の当初から、新しい橋がセンデハ通り (Sendeja) とシエラ通り (Sierra) (現在のブエノス・アイレス通り (Buenos Aires)) の間で計画された。 市役所を (正面から見た時に) 右側に作る計画であった。 1920 年代に橋を固定橋にするか、可動橋にするかの議論があり、 後者が選択され、1929 年に建設が開始した。 橋は 1934 年に落成したが、1937 年に破壊されたため、 1940 年に再建しなければならなかった。 この時は 「モラ将軍橋」 と呼ばれたが 1983 年に橋は現在の名称を与えられた。 (橋建設の) プロジェクトは技術者の Ignacio Rotaeche によるものであった。 現在河川交通がこの区間で消失したため、 橋は明白に固定橋となった。
この可動橋は市役所の高さと同じ位置にあり、これが現在の名前の理由で、 センデハ通り (Sendeja) とシエラ通り (Calle de la Sierra) (現在のブエノス・アイレス通り (Buenos Aires)) を接続している。 橋はかってはベゴニャ橋 (Begoña Bridge) と呼ばれた。 というのは、橋は ベゴニャ教会と接続する運命にあったからである。 橋はビルバオ河口の曲線部と直線部の間に位置している。 工事は 1933 年 10 月に開始し、 エウスカルドゥナ (Euskalduna) と バブコック & ウィコックス (Babcock & Wilcox) の 2 社によって建設された。
橋は 1934 年 12 月 12 日落成し、 スペイン内戦時の 1937 年 6 月 17 日に共和党軍により破壊された。 橋は再建され、1941 年に 「モーラ将軍橋」(bridge of General Mola) の名称の下に再開通した。 この名称は 1983 年まで続き、この時、公的に現在の名称になった。
橋は 40.6 m のスパンがあり、この地点における河口の幅と同じで、 満潮時には中央の垂直余地は 7 m である。 橋の路面の長さは 150 m で坂になっており、幅は 20 m (幅 12 m の道路と、幅 2 m の側道が 2 本) である。 橋の角には制御室があり、中に管理人がいた。 サントゥルツイ (Santurce) に至る古い鉄道が通っていた。 これはビルバオ・ポルトゥガレテ & トリアノ鉄道 (BPT, Bilbao-Portugalete and Triano) と呼ばれた。 橋は 1969 年に封印され、開放できなくなった。