以下の文書は以下の日本語訳です。

High Bridge (New York City) - Wikipedia

ハイ・ブリッジ： Google map

ハイ・ブリッジ (元は水道橋 (Aqueduct Bridge) と呼ばれた) はニューヨーク市の最古の橋であり、 元々はクロトン水道 (Croton Aqueduct) の一部として 1848 年に開通し、 40 年間閉鎖された後で、2015 年に歩行者用の道として再開通した。 これはニューヨーク市のブロンクス区とマンハッタン区を接続している。 橋の東端はブロンクスのウェスト 170 番ストリートの西端のハイブリッジ地区に属し、 橋の西端はマンハッタンのハイブリッジ公園に属し、ウェスト 174 番ストリートの端とほぼ並行している。

2008 年のハイ・ブリッジ公園から 見た閉鎖された橋の光景

橋は元々 1848 年に石造アーチ橋として完成したが、 ハーレム川スパンは 1927 年の復元の最中に鋼アーチで交換された。 橋は 1970 年代から復元が済むまですべての交通に閉鎖され、 復元は 2009 年に始まった。 橋は歩行者と自転車用に 2015 年 6 月 9 日に再開通した。

橋はニューヨーク市公園リクリエーション局 (Department of Parks and Recreation) により保守されている。

ハイ・ブリッジは元々、石造アーチ橋としてデザインされ、 ローマの水道の外見を持っていた。 橋の建設は 1837 年に開始し、クロトン水道の一部として 1848 年に完成した。 この水道は当時急速に成長しているニューヨーク市に給水するために クロトン川から 10 マイル (16 km) 程度南に水を運んだ。 橋は高さ 140 フィート (43 m) で、 幅 620 フィート (190 m) のハーレム川の上にあり、 全長は 1,450 フィート (440 m) である。 橋のデザインはデイビッド・ベイツ・ダグラス大佐 (Major David Bates Douglass) に与えられたが、 彼はプロジェクトから解雇された。 次にデザインはジョン B. ジャーヴィス (John B. Jervis) に率いられた水道の技術チームに与えられた。 後に、ミッドタウン・マンハッタンの 5 番アベニューの セント・パトリック大聖堂をデザインすることになるジェイムズ・レンウィック Jr. (James Renwick, Jr.) がデザインに参加した。

1860 年の Harper's Magazine の印刷	1871 年のハイ・ブリッジ、 ハイ・ブリッジ給水塔、 ハイブリッジ貯水池

クロトン水道はどこかでハーレム川を横断する必要があり、その方法は重要なデザイン上の決定であった。 川の下のトンネルも考えられたが、トンネル技術はその時はまだ未熟で、この選択を追求する不確実さは拒絶された。 これで橋となったが、水道委員会、技術者、公衆の意見はロー・ブリッジ (背の低い橋) とハイ・ブリッジ (背の高い橋) に分断した。 ロー・ブリッジは建設するのがより単純で、より速く、より安かった。 ロー・ブリッジがハドソン川に至るハーレム川沿いの通行の障害となる懸念がニューヨーク議会に持ち上がると、 ハイ・ブリッジが究極的に選択された。

1864 年に、歩道がハイ・ブリッジ沿いに建設された。 橋の現在の保守を担っているニューヨーク市公園リクリエーション局 (NYC 公園局) は橋を現在のハイ・ライン公園 (High Line) と述べている。橋は、しかしながら、車両には使用されなかった。

1928 年に、ハーレム川の航行を改良するために、川を横断していた 5 基の石造アーチは取り壊されて、 およそ 450 フィート (140 m) の一基の鋼アーチで交換された。 1848 年の元々の橋の石造アーチの中では、 マンハッタン側では一基のみが残存し、ブロンクス側では 10 基ほどが残存している。

橋の給水目的の使用は 1949 年 12 月 15 日に終了した。

1954 年までに、ニューヨーク・タイムズの報道した所では、 給水・ガス・電気局の局長は "橋は保守とバンダリズムから深刻な問題が必要となっている" と述べた。 ロバート・モーゼズ (Robert Moses) は橋の責任を取ることに同意し、橋は 1955 年に公園局に移管された。 1957 年と 1958 年に歩行者が、棒、石、レンガを橋から投げる事件があり、 橋の下を通過中のサークル・ラインの観光船の乗客が重傷を負った。 これらの事件の懸念が早くも 1960 年に橋が閉鎖されたことに寄与した。 もっとも NYC 公園局は犯罪と財政危機から多くの市のサービスと公共スペースが縮小された 1970 年まで 閉鎖されなかったと述べた。 しかしながら、ニューヨーク・タイムズのレポーターが書いたところによると、 彼が 1968 年に橋を横断しようとした時には橋は閉鎖されていた。

ハイ・ブリッジはニューヨーク市の最初の信頼できる豊富な給水システムの一部であった。 市が 1832 年のコレラと 1835 年の大火で荒廃し、 井戸と水槽の給水システムでは不十分であることは明らかであった。 多くの是正措置が調査された。 最後の分析で、北のウェストチェスター郡のクロトン川が量と質で市に貢献する十分な水を 通していることが判明した。 給水システムの建設は 1837 年に始まり、1848 年に完成した。

昔のクロトン水道 (Old Croton Aqueduct) は、この種のもので、かって米国で建設されたものとしては最初のものであった。 革新的なシステムは古典的な重力配送 (gravity feed) を使用し、 1 マイル毎に 13 インチ (330 mm) 降下し、あるいは、およそ 100 フィートあたり 1/4 インチ (～ 0.02%) を下り、 ニューヨーク市までの 41 マイル (66 km) を走り、石造構造の中で尾根、峡谷、そして川を通り抜けた。 ユニバーシティ・アベニューが後に水道南端の本土部分の上に建設され、橋まで至っていた。 輸送容量は 1861 年 ～ 1862 年に大きなチューブで拡大されたが、橋は (新しいクロトン水道の開通により時代遅れとなって) 1917 年に給水を停止した。 1920 年代に、橋の石造アーチは陸軍工兵隊により、船舶の航行に危険であると宣言され、 市は橋全体を取り壊すことを考えた。 地元の組織が歴史的な橋の保存を呼びかけ、1927 年に川を横断する元々の 5 基のアーチが一基の鋼のアーチで交換され、 残りのアーチが保存された。

公園リクリエーション局は橋を 2009 年に歩行者用に再開通させることを表明した。 この日付は何度も遅延した。 $2000万 の復元プロジェクトに含まれたものは多くの造作と共に、 アーチの強化、 階段の改良、 橋の両端のカメラ、 ボートの標識灯 (beacon lights) があった。

2009 年に、 PlaNYC [訳注：Plan + NYC の意 ?] により資金繰りされた準備的な計画はハイ・ブリッジの復元を始めた。 ハイ・ブリッジ連合 (High Bridge Coalition) は資金と公衆の意識を集め、 ハイ・ブリッジを歩行者用と自転車用の交通に復元し、 マンハッタンとブロンクスのハイ・ブリッジ公園を接続しようとした。 この 2 ヵ所をあわせると、120 エーカー (0.49 km²) 以上の公園となり、 ニューヨークの緑の道システム (greenway system) に接続を与えることになる。 2010 年初頭にリヒテンシュタイン・コンサルティング・エンジニアズ (Lichtenstain Consulting Engineers) と Chu & Gassman コンサルティング・エンジニアズ (MEP の下請けコンサルタント) に契約が与えられて、復元された橋のデザインを提供させた。

2015 年 6 月 9 日再開通の日 ブロンクス人が開通式に登場	金メッキしたハサミと 緑のリボン、開通式に 使用。

2013 年 1 月 11 日に、市長室 (mayor's office) は橋は 2014 年に歩行者交通に開通されると表明したが、 2014 年 8 月に開通は 2015 年 4 月に延期された。 2015 年 5 月に、公園局は 7 月の開通と 7 月 25 日の祭りを表明した。 復元された橋は 2015 年 6 月 9 日 11:30 頃にリボン・カットされ、正午に一般公衆に開通した。

ハイ・ブリッジ給水塔はハイ・ブリッジ公園のウェスト 173 番ストリートとウェスト 174 番ストリートの間にあって、 ハイブリッジのマンハッタン側の尾根の頂上にあり、1866 年 - 1872 年に建設され、 市の給水システムの増大し続ける需要に対処する助けになった。

北から見た塔	塔の頂上 南から見る	ハイ・ブリッジの 中間点から

200 フィート (61 m) の 8 角形の塔は 1863 年に州議会で認可され、 ジョン B. ジャービス (John B. Jervis) によってデザインされ、彼がハイ・ブリッジ水道の監督をした。 水はポンプで 100 フィート (30 m) 持ち上げて、 塔の横にある 7 エーカー (2.8 ヘクタール) の貯水池に移され、 次に 47,000 米ガロン (180 m³) の塔のタンクに持ち上げられた。 高度サービスは給水システムの重力圧 (gravity pressure) を改良し、 これは水洗トイレがますます使用されるようになっていたため必要となっていた。

ハイ・ブリッジによる給水システムは 1875 年に容量限度 (full capacity) に達した。 クロトン水道の開通と共に、ハイ・ブリッジ給水システムに依存することが少なくなり、 第一次世界大戦中はにサボタージュが懸念された時には完全に閉鎖された。 1949 年に、塔は事業から取り除かれ、 カリヨン (carillon) が Altman Foundation により贈呈され、 1985 年に設置された。

塔のキューポラ (cupola) は 1984 年の放火で被害を受けた。 これは再建され、塔の荷重を支える外部の石造構造 -- これはジャービス (Jervis) が ロマネスク・リバイバル (Romanesque Revival) と ネオ・グレック (neo-Grec) スタイルの混合デザイン -- はウィリアム A. ホール・パートナーシップ社 (William A. Hall Partnership) により 1989 年 - 1990 年に清浄にされ、復元された。 クリストファー・グレー (Christopher Gray) が塔のデザインに関して言ったことは 「岩石の表面を持つ花崗岩はがっしりした要塞の外見があり、 あたかも決して建設されることがなかったずっと大きな城郭施設の監視所のようである -- 花崗岩は有能に処理されているが詳細は触発するものでもなく上品でもない。 塔は美しいというよりは絵のようである。」 であった。

塔の内部は公的に開放されたことがなく、 広く十分に詳細な鉄製のらせん階段の造作があり、 6 つの大きな踊り場と組になった窓がある。

ハイ・ブリッジ給水塔は 1967 年にランド・マーク保存委員会 (Landmark Preservation Commission) により、ニューヨーク市ランドマーク (New York City landmark) に指定された。

1900 年の印刷物 元々の石造アーチが見える。	ディーガン大佐高速道路の上の石造アーチが ハーレム川の上の鋼アーチに移行

三本のハーレム川の橋：一番近くのハイ・ブリッジ アレクサンダー・ハミルトン橋、一番遠方にワシントン橋 ワシントン・ハイツが左、ブロンクスが右	ハイ・ブリッジ給水塔の内部の階段

歩道飾り板 (plaque)

ハイブリッジ建設 - 1848 年	ハイブリッジ 1839 年 - 1848 年	鋼アーチ 1927 年 - 1928 年	変化するシティー 1934 年 - 1936 年	ハイ・ブリッジの 復元 - 2015 年

橋のおよそ中央からブロンクスの方向の光景