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| エド・コック・クイーンズボロ橋、2010 年 | ニューヨーク市における位置 |
以下の文書は以下の日本語訳です。
Queensboro Bridge - Wikipedia
クイーンズボロ橋： Google map
クイーンズボロ橋は -- マンハッタン側の端が 59 番ストリートと 60 番ストリートの間にあるため、 59 番ストリート橋 とも呼ばれ、 公的にはエド・コック・クイーンズボロ橋 (Ed Koch Queensboro Bridge) とも呼ばれ -- ニューヨーク市イースト川に架かるカンチレバー橋で 1909 年に完成した。 橋はクイーンズ区 (borough of Queens) のロング・アイランド・シティー (Long Island City) の近辺をマンハッタンに接続し、 ルーズベルト島 (Roosevelt Island) を通過している。 橋はニューヨーク州道 25 を通し、 イースト川を横断する橋でルート番号を持つもので最も西側の橋である： NY 25 (ニューヨーク州道 25) は橋の西側 (マンハッタン側) で終了し、 この橋はかっては NY 24 も NY 25A も通していた。 橋の北側には独立のルーズベルト島トラムウェイ (ロープウェイのこと、Roosevelt Island Tramway) が隣接している。 橋は長いこと単に、クイーンズボロ橋と呼ばれたが、2011 年 3 月に ニューヨークのかっての市長であるエド・コック (Ed Koch) を讃えて、公的に改名された。
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| エド・コック・クイーンズボロ橋、2010 年 | ニューヨーク市における位置 |
自動車は橋を使用するのに通行料が課せられない。 これがこの橋の交通量が多い理由である。 一方、クイーンズ・ミッドタウン・トンネル (Queens Midtown Tunnel) は往復で $17 (EZ-Pass で $11.52) の通行料が課せられる。 クイーンズボロ橋は ニューヨーク・シティ・マラソン (New York City Marathon) において、マンハッタンへの最初の入口で、 ファイブ・ボロ・バイク・ツアー (Five Boro Bike Tour) では マンハッタンから出る最後の出口である。
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シティグループ・センター
の 56 階から見た橋 |
2008 年の ファイブ・ボロ・バイク・ツアー |
クイーンズボロ橋は 2 階建ての二重 カンチレバー橋である。 橋には 2 つのカンチレバー・スパンがあり、 ルーズベルト島の両側の各水路の上に 1 つづつある。 橋には吊りスパンがないため、 カンチレバーの腕はスパンの中央で両側から到達する。 [訳注：吊りスパンに関してはカンチレバー橋/機能を参照] 5 個からなるスパンと進入路の長さは次のようになっている：
1917 年にケベック橋が凌駕するまでは、マンハッタンとルーズベルト島の間のスパンは北米で 最長のカンチレバー・スパンであった。
橋の 2 階には自動車交通 4 車線があり、 2 階から、橋のカンチレバー・トラス構造とニューヨークのスカイラインが見える。 1 階には 5 車線あり、内部の 4 車線は自動車専用で、南側の外側の車線も自動車用で、 クイーンズに向かう交通専用である。 北側の外側の道路は 2000 年 9 月に永久に歩行者用且つ自転車用に転換された。 マンハッタン側の橋への進入路は一連のグァスタビーノ・タイル (Guastavino tile) のアーチ天井 (vault) で支えられ、 かってのフード・インポリアム・ブリッジ・マーケット (食料百貨店橋市場、Food Emporium Bridge Market) と レストランのグァスタビーノス (Guastavino's) のエレガントな天井になっている。 元々、この開放プロムナード (散歩道, promenade) はブリッジマーケット (Bridgemarket) と呼ばれ、橋を街の中で人々をもてなすようにするための ホルンボステル (Hornbostel) の試みの一部であった。
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東を向き、マンハッタン からクイーンズを見る。 |
マンハッタン側の橋市場 |
マンハッタンをロング・アイランド・シティーに接続する橋の本気の提案は 早くも 1839 年になされ、 そのような橋の資金提供する試みは私企業によってなされ、これは 1867 年に始まる。 このような努力は実りを結ばす、 会社は 1890 年代に破産した。 成功裏の計画は終に 1903 年にもたらされた。 -- これは 1898 年に広域ニューヨーク市 (Greater New York City) が創設された後のことで、 マンハッタン (ニューヨーク市)、ブルックリン、クイーンズ、ブロンクス、及びスタテン・アイランドが 1 つになった後のことであった -- この計画はグスタフ・リンデンソール (Gustav Lindenthal) が率いる市の新しい橋梁局 (Department of Bridge) によるもので、リンデンソール (Lindenthal) は 1902 年に橋梁委員会によって新たな地位に任命され、 計画にはレファーツ L. バック (Leffert L. Buck) とウィリアムズバーグ橋のデザイナーのヘンリー・ホルンボステル (Henry Hornbostel) の協力があった。
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| 1908 年頃の橋 | 1907 年の 2 階の建設 |
建設はすぐに始まったが、橋は 1909 年まで完成することがなかった。 これは暴風により不完全な橋が崩壊したことと、 労働不安によっていた。 後者には 1 つのスパンをダイナマイトで爆破する試みも含まれていた。 橋は 1909 年 3 月 30 日に公共使用に開通し、経費がおよそ $1800万 で、50 名が亡くなった。 橋を車で横断するには 10 セントの通行料が必要であった。 橋の儀礼的な大開通式は 1909 年 6 月 12 日に開催された。 その当時は橋は世界で 4 番目に長い橋であった。 大開通式には花火大会も含まれた。 橋はその後、ブラックウェルズ島橋と呼ばれ、これはルーズベルト島の初期の名称に由来した。
1930 年に一台のエレベーターが橋に建設され、 車と乗客を当時福祉島 (Welfare Island) -- 現在のルーズベルト島 -- と呼ばれる場所に輸送した。 次いで、1955 年にクイーンズからの福祉島橋 (Welfar Island Bridge) が 開通し、自動車とトラックの島への進入が可能となり、 水運によらない島からの出入りの手段； クイーンズボロ橋への車両エレベーターは閉鎖された。 しかし 1990 年に至るまでは取り壊されなかった。 しかしながら、1973 年の 8 月末に至るまで、別の乗客エレベーター が橋のクイーンズ側の端の近くから、福祉島まで、福祉島の貯蔵棟を経由して走っていた。 このエレベーターは当時は 「清潔ではあるが陰気である」 と記述されていた。
橋の 2 階は元々 2 本の歩道と 2 つの高架鉄道の軌道 (これは IRT の 2 番アベニュー高架線の支線をクイーンズ広場 (Queensboro Plaza) 高架駅に接続した) を含み、 1 階には 4 本の自動車用の車線と、現在は 「外側道路」 と歩道となっている部分に 2 本の路面電車の軌道があった。 路面電車はクイーンズとマンハッタンからの乗客を橋の中間にある停留所まで運んだ。 停留所で乗客はエレベーターないしは階段でルーズベルト島に降りることができた。 路面電車は橋の開通から 1957 年 4 月 7 日まで操業した。 鉄道は 1930 年代後半と 1940 年代に取り除かれ、 更には 2 番アベニュー高架線も取り除かれた。 路面電車と橋の中間駅は、 階段共々 1950 年代に取り除かれ、 -- 路面電車の最終走行は 1957 年 4 月 7 日であった -- その後数十年間、橋は自動車交通を 11 車線通した。
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かっての路面電車の停留所、
1909 年から 1959 年まで クイーンズボロ橋の任務 |
夜のクイーンズボロ橋
ルーズベルト島トラムウェー (ロープウェー) が見える。 |
一時期には橋の北側に 「上下さかさまの建物」 と呼ばれたものもあった。 これは主な出入口が橋の上にあったからである。 これにより島の病院に進入することができた。 この建物は現在のトラム駅 (ロープウェイの駅) のある場所にあったが、今では取り壊されている。
何年もの劣化と腐食の後で、橋の広範な改修が 1987 年に開始して、2012 年に完了し、 経費が $3億 以上かかった。
2009 年 3 月に、ニューヨーク市橋梁百年祭委員会は橋開通の 100 周年記念のイベントの後援をした。 橋は米国土木技術者学会により、百周年祭の時に国内歴史的土木工学ランドマークに指定された。
2010 年 12 月に、市はかっての市長 Ed Koch の名誉を讃えて、クイーンズボロ橋をエド・コック・クイーンズボロ橋に 改名することを表明した。 改名の決定はクイーンズの住民と事業家に人気がなく、 多くの地元民は橋を古い名前のままで呼んでいる。 クイーンズから選ばれたニューヨーク市会議員のピーター・バローネ, Jr (Peter Vallone, Jr はコックの名前を橋の名前から取り除くことを誓っている。 "何百万年かかってさえ、誰もブルックリン橋やマンハッタン橋を改名しようとはしないであろう" と Vallone は言っている。 "しかし、どういうわけだかクイーンズの場合は平手で打たれて、そのまま OK となってしまった。"
2 つの高架鉄道軌道に付け加え、橋には 4 本の路面電車の軌道があった。 次のクイーンズの路面電車が橋で操業していた。
マンハッタンの路面電車の 1 つが橋で操業していた： 第 3 アベニュー鉄道の 42 番ストリート・クロスタウン線 (42nd Street Crosstown Line) が 1910 年から 1950 年まで。
橋は MTA ニューヨークシティ・トランジット (MTA New York City Transit) の操業する Q32 普通バス・ルートと、 MTA バス会社 (MTA Bus Company) の操業する Q60, Q101 普通バス・ルートを通している。 橋は 20 の急行バス・ルートも東向きのみ通している。 (これらのバスは西向きにはクイーンズ・ミッドタウン・トンネルを使用する。) これらは MTA バス会社の QM1, QM2, QM3, QM4, QM5, QM6, QM7, QM8, QM10, QM12, QM15, QM16, QM17, QM18, QM20, QM21, 及び QM24 と、 MTA ニューヨークシティ・トランジットの X63, X64 及び X68 である。