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Via Domitia - Wikipedia

「ルート」で地名の後ろにラテン名の古い地名が載っていますが、この読みまでは調べていません。

ヴィア・ドミティアは ガリア (Gaul) で建設された最初のローマの道路で、 イタリアと ヒスパニアを接続し、現在の南フランスを横断し、 ガリア・ナルボネンシス (Galia Narbonensis) を通り抜けた。 ローマ人が正規のものにして舗装したルートは彼らが測量を手掛けた時に古代のもので、 非常に古く、 ヘラクレス (Heracles) が旅をした神話上のルートをたどった。

道路の建設は グナエウス・ドミティウス・アヘノバルブス (Gnaeus Domitius Ahenobarbus) により依頼され、 彼の名前が道路につけられた。 これはアロブロジェス族 (Allobroges) と アルウェルニ族 (Arverni) に対しての彼と クィントゥス・ファビウス・マクシムス・アッロブロギクス (Quintus Fabius Maximus Allobrogicus) による勝利の後のことであった。 グナエウス・ドミティウス (Gnaeus Domitius) は ヒスパニアの近くの海岸のナルボ (Narbo) (現在の ナルボンヌ (Narbonne)) に要塞化した駐屯地を設置し、 道路の建設を護衛させた。 これはすぐに完全なローマの植民地コロニア・ナルボ・マルティウス (Colonia Narbo Martius) に発展した。 ローヌ川 (River Rhône) よりも向こうのルートの西側の土地は、それまでは アルウェルニ族 (Arverni) のコントロール下にあり、 ストラボン (Strabo) によると 彼らはナルボ (Narbo) とピレネー山脈 (Pyrenees) までコントロールを拡大していた。

ヴィア・ドミティアのチャリオットのわだち	ヴィア・ドミティアのルート	ヴィア・ドミティアは紫色

ヴィア・ドミティアはイタリアを ヒスパニアに接続した。 これは、アルプスを最も易しい峠道 (passage) である コル・ド・モンジュネーブル (Col de Montgenèvre、モンジュネーブル峠、1850 m) で横断し、 デュランス川 (Durance) の谷に沿い、 ボーケール (Beaucaire) で ローヌ川 (Rhône) を横断し、 ニーム (Nîmes) (ネモージュス (Nemausus)) を通り抜け、 リオン湾 (Gulf of Lion) に沿って 沿岸の平原をたどる。 ナルボンヌ (Narbonne) で、これはヴィア・アキタニア (Via Aquitania) (これは トゥールーズ (Toulouse) と ボルドー (Bordeaux) を通り抜けて、大西洋の方向に導いている) と合流する。 従ってナルボンヌ (Narbonne) はヴィア・ドミティア (Via Domitia) とヴィア・アキタニア (Via Aquitania) の 重大な戦略的岐路で、到達することが容易であるが、 当時としては良く防御できる港であった。 ローマの西方への拡張とその後に続く補給、情報、要塞化の先端地点 (cusp point) であるこの場所は とても重要な資産であり、 そしてこのように扱われた (ナルボンヌ (Narbonne) 参照 (未翻訳))。 接続都市間で、 ヴィア・ドミティア (Via Domitia) には積載した荷車が一日の 旅程に対して、一連の駅 (mansiones、マンシオネス、宿泊場所) が提供され、 ここで退避場所及び飼料と代りの馬が、公式の旅行者に提供された。

古代末期 (Late Antiquity) のこのルートは ポインティンガー図 (Tabula Peutingeriana) に概念的な方法で表示されている。

このルートは地形図に次の本の古代のルートを重ねてたどることができる：

G. Castellve, J.-B. Compsa, J. Kotarba and A. Pezin, eds. Voies romaines du Rhône à l'Èbre: Via Domitia et Via Augusta (DAF 61) Paris 1997.
(ローヌ川からエブロ川に至るローマの道：ヴィア・ドミティアとヴィア・アウグスタ、パリ 1997 年)

• ブリアンソン) (Briançon) (Brigantio)
• ショルジュ (Chorges) (Caturigomagus)
• ギャップ (Gap) (Vapincum)
• Le Monetier Allemont (Alabons)
• アンブラン (Embrun) (Eburodunum)
• シストロン (Sisteron) (Segustero)
• リュル (Lurs) (Alaunium)
• セレスト (Céreste) (Catuiacia)
• アプト (Apt) (Apta Julia)
• Notre Dame des Lumières (Ad Fines)
• カヴァイヨン (Cavaillon) (Cabellio)
• サン＝レミ＝ド＝プロヴァンス (Saint-Rémy-de-Provence) (Glanum)
• サン=ガブリエル (Saint-Gabriel) (Ernaginum)
• ボーケール (Beaucaire) (Ugernum)
• ニーム (Nîmes) (Nemausus)
• アンブルッサム (Ambrussum)
• リュネル・ヴィエル (Lunel-Vieil)
• カステルノ＝ル＝レ (Castelnau-le-Lez) (Sextantio)
• モンペリエ (Montpellier) のルートは不明
• モンバザン (Montbazin) (Forum Domitii)
• メーズ (Mèze)
• ピネ (Pinet)
• サン＝ティベリー (Saint-Thibéry) (Cessero) とローマの橋
• ベジエ (Béziers) (Baeterris)
• ナルボンヌ (Narbonne) (ナルボ・マルチウス (Narbo Martius)) ナルボンヌではヴィア・ドミティアの一区間が市役所広場 (Place de l'Hôtel de Ville) でむき出している。 ヴィア・ドミティアは Atax 川 ( オード川 (Aude)) を (現在の) ポン・デ・マルシャン (Pont des Marchands, 商人の橋) の場所で、 7 基のアーチからなる橋で横断していた。
  訳注

  ポン・デ・マルシャン (Pont des Marchands, 商人の橋) は、店が並んでいる世界中で 1 握りの橋の 1 つである。
• フィトゥー (Fitou) (Ad Viscensimum)
• サルス (Salses) (Ad Salsulae)
• ペルピニャン (Perpignan)
• ルシノ (Ruscino)

ルシノ (Ruscino) では、道路は内陸路と沿岸路の 2 つに分かれ、 これはラ・ジュンケーラ (La Junquera) で合流する。

沿岸路

• エルヌ (Elne) (Illiberis)
• サン＝シプリアン (Saint-Cyprien)
• アルジュレス (Argelès)
• コリウール (Collioure)
• ポール＝ヴァンドル (Port-Vendres) (Portus Veneris)
• バニュルス (Banyuls)

内陸路

• モンテスコ (Montescot)
• ル・ブル (Le Boulou)
• レ・クリューズ (Les Cluses) (Clausurae)
• ル・ペルテュ (Le Perthus) (Col de Panissars), ポンペイのトロフィーにて

合流点

• ラ・ジュンケーラ (La Junquera) (Deciana)

ここでヴィア・アウグスタ (Via Augusta) が開始する。

道路沿いにはローマの橋の幾つかの残骸があり、 これにはサン＝ティベリー (Saint-Thibéry) のローマの橋 (Roman Bridge)、 アンブルッサム (Ambrussum) の ポン・アンブルワ (Pont Ambroix)、 ポン・ジュリアン (Pont Julien) 及び ポン・セルム (Pont Serme) である。

サン=ティベリ：ローマの橋 (St-Thibéry: Roman Bridge)	ナルボンヌ (Narbonne)： 大司教邸 (Archbishop's palace) の前で発掘されたヴィア・ドミティア

エロ―県、ピネ (Pinet, Hérault) の ヴィア・ドミティア	ヴィア・ドミティアとヴィア・アウグスタ (Via Augusta) のジャンクション、 「ポンペイのトロフィー」