アルブレヒト城 (Albrechtburg) にある
リブ・ドーム (ribbed dome) 構造の
セントリングのモデル
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Centring - Wikipedia
英語で「中央」は center もしくは centre です。どちらの発音もセンターです。 このページの表題はこれに ing を付けたもので、 前者の方であれば、セントリング (centring) となり、後者であれば センタリング (centering) となります。 後者は通常日本語では文字の中央合わせのような意味になりますが、 このページでは、石のアーチやヴォールト (アーチ形天井) を作るために使用された木枠のことです。 (通常は石のアーチは円の一部なので、「石を中央ぞろえ」にするニュアンスがあることになります。) 前後関係を注意していないととてもややこしいことになります。
セントリング (centring) はセンター (centre), センタリング (centering), センター (center) とも呼び、 フォールス・ワーク (falsework) の一種である： これは一時的な構築物で、この上にアーチやヴォールト (アーチ形天井) の石が建設中に据えられる。 アーチが一旦完成すれば、アーチは自分自身を支える。 しかしキーストーンが挿入されていないと、アーチは強度がなく、 セリ石 (アーチのくさび型の石) を正しい相対位置に保持するためにセントリングが必要である。 トラスのない単純なセントリングは普通セントリング (common centring) と呼ばれる。 セントリングの枠を接続する斜めの部材はラグ (lag) とか bolst と呼ばれる。
セントリングは通常は木材で作られ、単純なアーチや単純なヴォールトの場合には比較的簡単であるが、 小さなドーム (丸屋根、ヴォールトの一種) や幾つかのノルマン時代の台所のビンの形をした煙突のように 2 重の湾曲がある場合にはもっと複雑な形となる： 粘土や砂と弱石灰の漆喰を混ぜ合わせたものが使用される。 この種のセントリングの形状は、恐らくは型板 (template) の助けによって目測で作られ、 石やレンガの構造をこの上に据えた。 もっと大きなもの、例えば 19 世紀の商用の陶器製造の窯ではこれは非現実的である。 構造は柱の周りに作られ、柱はデータ・ポイントとして使用され、 レンガなど (course of stonework) がデータ・ポイントから棒やひもで計測された一定の位置に据えられた。
目的とした構造が完成すれば、どのようなセントリングであるにせよ、 とりのぞかれる。これは 「.. セントリングを打つ ..」 (".. striking the centering ..") と呼ばれ、 印をつけたり、他の仕上げ作業が継続する。
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単純なアーチの
セントリング。 一層のレンガ積み (single skin brickwork) に適切 |
平坦な円弧アーチ
(segmental arch) のセントリング。 |
半円アーチ
(semi-circular arch) のセントリング。 |
トラスの付いた
セントリング。 普通セントリング ではない。 |
