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Port and starboard - Wikipedia

ポートは左舷、スターボードは右舷のことを指します。 左舷 (赤色灯)、右舷 (緑色灯) には航行灯が設置され、夜間でも航行灯の見え方から、 船の進行方向がわかるようにできています。 緑色灯は「注意」を意味する色です。 初期の鉄道の信号機も緑色灯は「注意」を意味しており、 それが時代と共に「黄色」に変化した。 船舶の「緑色灯」は交通信号の「黄色」に相当します。

世界の歴史で最初の乗客用鉄道は リバプール・マンチェスター鉄道で 緑色は「注意」を意味していました。 リバプール・マンチェスター鉄道/影響を参照のこと。

ポートとスターボードは船と宇宙船の航海用語であり、 乗船し舳先 (前) に向いたときの、それぞれ船の左側と右側を言及する。

左右対称の船舶は互いに鏡像となる左半分と右半分がある。 1 つの非対称な造作は、ボートや船や航空機への出入り口で、 これは通常左側 (ポート (= 港側)) にある (これが名称の由来である)。

ポート側とスターボード側は、乗船して舳先を見た時の、 それぞれ船の左側と右側を言及する。 船舶のポート側とスターボード側は船舶構造の同じ側を常に言及し、 船舶に乗船した人の位置に依存しない。

ポート側は観測者が船に乗り、舳先 ―― 船が前進方向に進んでいる時 ―― に向いている方向の左側である。スターボード側はこのような観測者の右側である。 この慣習により、命令と情報を明確に伝達することが可能となり、 特別な乗務員がどちらの方向を向いているかを知る必要がない。

船の航行灯の概念図、ポート (赤), スターボード (緑)

スターボード (starboard) は古英語の steobord に由来し、 steo は steer (操船)、bord は side (側) を意味する。 船にラダー (舵) が登場する前は、操船 (steering) は 船の右舷側の操船オール (steering oar) で実施した。 「steer-board」の語源を共有するのは ドイツ語の Steuerbord, オランダ語の stuurboord, アイスランド語の stjórnborði, スカンジナビア語の styrbord, フランス語の tribord, イタリア語の tribordo, カタロニア語の estribord, ポルトガル語の estibordo, スペイン語の estribor and エストニア語の tüürpoord がある。

バイユーのタペストリー (Bayeux Tapestry) の画像。 ロングシップ (longship) を示す。スターボード側に操船オールがある。

操船オールはボートの右舷側にあるため、左舷側で接岸することになった。 古英語でこちらの側は bæcbord と呼ばれた。 ハロガランのオフレ ( Ohthere of Hålogaland) による旅行の アングロ・サクソン人の記録は、 船の左側に "bæcbord" ("back-board") の単語を使用した。 スターボード側に操船ラダーがあれば、ラダーに就く人は背中を左に向けた。 ドイツ語の Backbord, オランダ語の bakboord, アイスランド語の bakborði, スウェーデン語の babord, スペイン語の babor, ポルトガル語の bombordo, イタリア語の babordo, フランス語の bâbord, そして エストニア語の pakpoord はすべて同じ語源である。

1300 年頃から ladde-borde の中英語の ladebord から使用された、 lade は「荷を積む」(load) を意味し、bord は側面を意味した。 ladebord は 1500 年代に larboard に変化し、恐らくは starboard の連想による。 こちらの側面は port と呼ばれた、というのはこれは接岸する側であったからである。 Oxford English Dictionary は 1543 年以来この使用を挙げている。

larboard は starboard のように聞こえ、1844 年に Royal Navy は この代わりに port を使用することを命令した。 米国海軍は 1846 年にこれにならった。 Larboard は捕鯨船員により 1850 年代までずっと使用された。 マーク・トウェイン (Mark Twain) は Life on the Mississippi (1883) の第 12 章で、 川における生活 ―― 1857 年 - 1861 年 ―― で、larboard が船 (Mississippi River steamboat) の左舷を言及するように書いている。 Lewis Carrol は The Hunting of the Snark (1876 年) の "Fit and the Sound" で、 larboad と starboard の韻を踏ませた。

航海条約の 海上における衝突の予防のための国際規則に関する条約 (International Regulations for Preventing Collisions at Sea) は ―― 例えば「1996 年の英国の商船規則 (遭難信号と衝突の防止)」 (そして米国沿岸警備隊の同等の類似文書) に登場するように ―― 海洋船舶の衝突防止の要件を明示した。 帆船か動力船のいずれの場合にせよ、 そして船が追い越すか、正面から接近するか、あるいは (コースを) 横断するかのいずれの場合にせよ明示した。 このような航行規則 (navigational rules) を明示するために、スターボードとポートの 用語は基本的で、本来の位置で意思決定を助けるために、 各々の船の両側は航行灯で夕暮れから夜明けまでマークされ、 船のスターボード側は緑、ポート側は赤である。 航空機も同じ方法で点灯される。

接近するポート、ポート (赤)、スターボード (緑) を示す。

ポートとスターボードは乗組員を分割する時に普通に使用される。 例えば、チームが兵員を供給する 2 つの監視システムは、ポート、スターボードと名付けられる。 これは乗組員全体に広がることもある、例えば王室海軍 (Royal Navy) のペルシャ湾に基地を置くフリゲート艦、 あるいは弾道ミサイル潜水艦の前方展開の乗組員がいる。