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Analemmatic sundial - Wikipedia

本文中にも指摘されていますが、アナレンマ日時計はアナレンマと関係がありません。

アナレンマ日時計 (Analemmatic sundial) は水平日時計の一形式で、 垂直 ノーモン (gnomon) と楕円位置の時刻目印がある。 ノーモンは固定されておらず、毎日位置を変えて、1 日の時刻を正確に示す。 従って、日時計には時刻線がなく、1 日の時刻は楕円の上で読み取る。 大半の日時計のように、アナレンマ日時計は時計の時刻ではなく、太陽の時刻の目印がある。

ハッセルト (Hasselt) (ベルギーの フランドル) のヘルケンローデ (Herkenrode) 修道院の庭園の 子午線直線の上のアナレンマ日時計	アナレンマ日時計、Barbate 灯台が 日時計のノーモンを形成する。

アナレンマ日時計は次によって完全に定義される。

1. 楕円の大きさ (デザイナーによって選択)
2. その場所の緯度 (これは楕円上の時刻目印の位置を決定)
3. 太陽の赤緯 (これが毎日のノーモンの位置を決定)

アナレンマ日時計は時々、人間をノーモンとしてデザインする。 この場合には、時刻目印の楕円の大きさは人間の背丈と日時計の緯度により制約を 受ける。というのは人間のノーモンの影は、時刻目印の楕円上に落ちて、 一日の時刻を正確に表示しなければならないからである。 人間をノーモンとするアナレンマ日時計は低緯度では実用的ではない、 ここでは人間の影は夏にとても短いからである。 背丈が 66 インチの人は、夏至の時、北緯 27° で 4 インチの影になる。

このクラスの日時計を説明するためのアナレンマの言葉の使用は誤解を招く。 というのはアナレンマ日時計のデザインには均時差やアナレンマは使用されていないからである。 メイオール (Mayall) はアナレンマ日時計のことを「いわゆるアナレンマ日時計」と言及し、 アナレンマとの関連がないことを示唆している。 フランスの ブール＝カン＝ブレス (Bourg-en-Bresse) のブル (Brou) 教会の前にあるブル (Brou) 日時計は、 アナレンマ日時計で、アナレンマの間違った使用の実例である。 ロール (Rohr) が述べるように、 「ノーモンは子午線上ではなく、楕円の短軸上を移動し、 短軸が 8 の字の形であるのは間違いである。」

北緯 44°29' の水平アナレンマ日時計を Shadows Expert ソフトで 描画。地方時を表示。	日時計の分類の用語は誤解を招く。 アナレンマを呼び物にしているが、この 19 世紀末のアナレンマ・ヘリオクロノメーターは 本文の定義ではアナレンマ日時計ではない。 ソフィア (Sofia) の国立総合技術博物館 (National Polytechnic Museum)。

アナレンマ日時計は垂直なノーモンを使用し、その時刻線は円形の赤道板日時計の時刻線の平坦な平面への垂直射影である。 従ってアナレンマ日時計は楕円で、短軸は南北に向き、長軸は東西に向く。 正午の時刻線は真北を指し、 一方 6 am と 6 pm の時刻線はそれぞれ真西と真東を指す。 短軸と長軸の比率は地方地理緯度 φ のサイン sin φ に等しい。 すべての時刻線は一つの中心に集中する; 与えられた時刻線と正午の時刻線のなす角度は次の公式で与えられる。

但し t は正午前後の時間数である。

しかしながら、垂直ノーモンはいつでも時刻線の中央にあるわけでなく、 むしろ正しい時刻を表示するために ノーモンは毎日、中心から北に向けて次の距離で移動しなければならない。

但し W は楕円の幅の半分で、δ は 1 年におけるこの時の太陽の赤緯である。 赤緯は太陽がどれほど天球の赤道から遠ざかっているかの評価である。 春分・秋分には δ = 0 で、夏至・冬至にはおおよそ δ = ±23.5° である。