|
|
|
デュケイン・インクライン、国の歴史登録財
(National Register of Historic Places) |
ピッツバーグにおける位置 |
以下の文書は次のページの翻訳です。
Duquesne Incline - Wikipedia
デュケイン・インクライン： Google map、 ストリート・ビュー
デュケイン・インクライン (Duquesne Incline) とは以下の説明にあるように インクラインド・プレーン鉄道 (inclined plane railroad) ですが、現代的な言い方ではケーブル鉄道となります。完成したのが 1877 年なので古い言い方が使用されている。 普通のケーブル鉄道とは違い、山腹の上で高架になっている。 (インクライン/訳注：「インクライン」の用語に関してを参照のこと。)
関連項目：モノンガヒラ・インクライン、 ジョンズタウン・インクラインド・プレーン
デュケイン・インクラインは米国ペンシルバニア州ピッツバーグの サウス・サイド近郊 (South Side neighborhood) 近くの ワシントン山 (Mount Washington) を登るケーブル鉄道 (funicular) である。 インクラインはハンガリア系アメリカ人の サミュエル・ディシャー (Samuel Diesher) によりデザインされ、 1877 年に完成した。
|
|
|
|
デュケイン・インクライン、国の歴史登録財
(National Register of Historic Places) |
ピッツバーグにおける位置 |
下の駅は 第二帝政期様式 (Second Empire style) である。 この駅は、高さが 400 フィート (122 m) で、30 度の角度で上昇するインクラインと共に、 国の歴史登録財 (National Register of Historic Places) に登録された。 インクラインは普通とは違って 5 フィート (1,524 mm) の軌道ゲージを 使用し、これは主にフィンランド、ロシア、そしてモンゴルで使用されている。
これはモノンガヒラ・インクラインと共に、ピッツバーグのサウス・サイド (South Side) でなお操業している二基の乗客用インクラインの 1 つである。 1977 年までに、この二基は観光客の呼び物となり、どちらも年間で 100 万人以上の 通勤者と観光客に貢献していた。 この年、どちらのインクラインも 米国機械技術者学会 (ASME, American Society of Mechanical Engineers) により、 「歴史的機械工学ランドマーク」 (Historic Mechanical Engineering Landmarks) に 指定された。
デュケイン・インクラインは元々蒸気動力で、 サミュエル・ディシャー (Samuel Diescher) ―― ハンガリア系アメリカ人の土木技術者、ピッツバーグに拠点 ―― によりデザインされ、 1877 年に完成した。 インクラインは長さ 800 フィート (244 m), 高さ 400 フィート (122 m) で、 30 度の角度で傾いている。 軌道ゲージは 5 フィート (1,524 mm) で、これは米国では 普通でない (しかしフィンランド、ロシアそしてモンゴルでは標準)。
ディシャー (Diescher) は米国の大半のインクラインをデザインしたことで知られ、 ピッツバーグとペンシルバニア州の幾つかが含まれ、 更には、無数の他の産業・ハイウェイプロジェクトがある。
このインクラインは 19 世紀末にワシントン山で貨物を昇降することが目的であった。 後には乗客、とりわけワシントン山の住民 ―― 絶壁の頂上まで急な歩行路を登るのに疲れていた ―― を運んだ。 インクラインはワシントン山の至る所で建設され、 労働者階級の人々に貢献した。 彼らは産業開発で低地の河岸から追い出されていた。
しかし、20 世紀にもっと道路が「石炭丘」 ("Coal Hill") ―― ここはそう呼ばれた ―― で建設され、自動車使用が増えると、 他のインクラインが閉鎖された。 1960 年代の終わりまでに、 モノンガヒラ・インクラインとデュケイン・インクラインのみが 操業していた。
1962 年、デュケイン・インクラインは、明らかに、これを最後に 閉鎖された。 重要な修理が必要とされ、後援者はほとんどおらず、 インクラインの私的所有者は何もしなかった。 しかし地元のデュケイン・ハイツ (Duquesne Heights) の住民は 資金集め組織を立ち上げ、インクラインの修復を支援した。 これはとても成功し、1963 年 7 月 1 日に、 インクラインは保存に専念する非営利組織の保護の下で再開した。
インクラインはそれ以来、完全に一新した。 フィラデルフィアのブリル社 (J. B. Brill and Company) により 建造された車両はペンキをはがされ、元々の木材があらわになった。 展望デッキが頂上に追加されて、ピッツバーグの 「ゴールデン・トライアングル」 ("Golden Triangle", 黄金三角地帯) の光景を見せている。 デュケイン・インクラインは今や市の最も人気のある観光の目玉の一つである。 1975 年に、国の歴史登録財 (National Register of Historic Places) に登録された。 1977 年までに、二基の残存する乗客用インクラインは毎年 100 万人以上の 通勤者と観光客に貢献した。 この年にどちらのインクラインも 米国機械技術者学会により、 歴史的機械工学ランドマーク (Historic Mechanical Engineering Landmark) に指定された。
|
|
| 下の建物 |
インクライン上昇中の
上方の光景 |
|
|
|
|
車両内部。ピッツバーグの
スカイラインが見える。 |
下の駅のロビー | 下の駅のプラットフォーム |