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Hawthorne Bridge - Wikipedia

ホウソーン橋: Google map (衛星写真) 3D

ホウソーン橋 (Hawthorn Bridge)

ホウソーン橋は垂直リフト・スパンの付いたトラス橋で、 オレゴン州ポートランドでウィラメット川に架かり、 ホウソーン・ブールバード (大通り) とマディソン・ストリートを接続している。 これは米国で操業中の最古の垂直リフト橋で、ポートランドでは最古のハイウェイ (基幹道) の橋である。 これはオレゴン州で自転車と都市交通 (transit, トランジット) が最も頻繁に通る橋で、 1 日に 8000 台以上の自転車と 800 台以上のトライメット (TriMet) のバス (およそ 17,400 人の乗客) が通る。 橋は 2012 年 11 月に国の歴史登録財に追加された。

訳注
トライメット (TriMet) = Tri-County Metropolitan Transportation District of Oregon
ポートランド都市圏で公共交通機関を操業する公的機関
ホウソーン橋
  1. 統計
  2. 歴史
  3. ポピュラー・カルチャーにおける引用
  4. ギャラリー
統計

橋は 5 基の固定スパンと 244 フィート (74 m) の長さの垂直リフト・スパンから構成される。 橋の全長は 1,382 フィート (421 m) である。 橋は元々 63 フィート (19 m) の幅があり、 これには 2 本の 5 フィート幅の側道があった。 しかし側道は 1998 年に 10 フィートに広げられ、 橋の全体の幅が 73 フィート (22 m) に増加した。 880,000 ポンド (400,000 kg) のカウンターウェイトが 2 つの 165 フィート (50 m) の高さの塔から吊り下げられている。 川の水位が低い時には、橋は水面上 49 フィート (15 m) であり、 このため毎月平均して 200 回昇降する。 2001 年現在では、毎日の平均交通量は車両 30,500 台である。 橋はウォッデル・ハリントン社 (Waddell & Harrington) によりデザインされ、 この会社はスティール橋インターステート橋もデザインした。 ジョン・アレクサンダー・ロウ・ウォッデルが現代の垂直リフト橋を発明した。

歴史

現在の橋は 2 番目のマディソン・ストリート橋 -- 1900 年建設の木造橋 -- と交換するために建設され、1910 年 12 月 19 日に開通した。 ホウソーン・ブールバードは (そして、この橋も) 医者の J. C. ホウソーンにちなんで名付けられた。 彼はオレゴン州の最初の精神病院の共同設立者で、モリソン橋の初期の支持者であった。

橋を横断する路面電車の軌道は元々は外側の車線にあったが、 1931 年に中央の車線に移動した。 路面は 1945 年に木製から鋼の格子に交換された。

1985 年に昇降スパンの滑車輪 -- カウンターウェイトのケーブルを誘導する溝の付いた車輪 -- が交換された。 橋は 1998 年 - 1999 年に $2100万 の修復をし、 これには鋼の格子の路面の交換と、再塗装が含まれた。 元々の鉛を基礎にした塗料は完全に取り除かれ、 3 層からなる新しい塗装が施され、30 年間持続すると見積もられている。 この更新の最中に側道が 10 フィート (3.0 m) に広げられ、 自転車通勤の人には大通りとなった。 このプロジェクトの最中の路面の交換により、 路面電車と都市間電車を通していた溝も取り除かれた。 橋は 1 年間閉鎖して修復された。

橋の元々の色は黒で、これは 1964 年まで続き、 この時、黄土色に再塗装された。 1998 年 - 1999 年の修復の際には色は緑で、赤で整えたものに変化した。

1964 年 - 1998 年に橋は黄土色であった。
この 1993 年の写真は元々の細い側道も示している。

2001 年に、側道は東岸遊歩道 (Eastbank Esplanade) に接続された。 2005 年に橋を交換する経費は $18930万 と見積もられた。

2003 年の映画のハンテッド (Hunted) ではホウソーン橋の MAX のシーンがあった。 MAX は橋を横断していないので映画会社は 2 台の 連接バスを接続して、MAX の列車に見せ、 偽の架線も付け、スプリンクラーで雨を装った。 (都市間) 軽鉄道は 1956 年までは確かにホウソーン橋を横断していた。

訳注
MAX = Metropolitan Area Express はポートランド都市圏の軽鉄道の名称。 トライメット (TriMet) が操業し、色によって路線を区別している。

1998 年 - 1999 年の修復時に外側の車線に設置された新しい路面は、 将来的に現代的な、より重い路面電車、あるいは軽鉄道に使用できるように 十分に強固にデザインされていた。 軽鉄道のことは当時提案されており、トライメット (TriMet) は 2002 年にミルウォーキーに至る将来の MAX のオレンジ線で、ホウソーン橋を経由するルートをまだ考えていた。 しかしながら、ミルウォーキーに至る MAX 線のためにティリカム・クロッシング (Tilikum Crossing) -- この橋はポートランドの路面電車も使用できた -- を建設する交通局の決定の後では、 鉄道車両が再びホウソーン橋を使用することはありえなくなった。

訳注
ティリカム・クロッシング: Google map 3D
この橋は自家用車とトラックが使用不可で、 トランジット (バス、軽鉄道など) と自転車、歩行者が使用できる。

2012 年の 8 月に、自動自転車カウンターが橋に設置された。 これは米国の都市に設置された最初のものである。 これは非営利組織のサイクル・オレゴンによって購入され、 市に寄付された。 橋は 2012 年 11 月に国の歴史登録財に追加された。

ポピュラー・カルチャーにおける引用
ギャラリー
南東からのパノラマ 東岸遊歩道から 西から見る
自転車が
橋が開くのを待つ
昇降スパンが
持ち上げられた
側道の西からの光景
2012 年
夜の橋 夜の橋-パノラマ 南西からのパノラマ