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Vertical-lift bridge - Wikipedia (垂直リフト橋)

日本語の昇開橋に相当する英語は厳密には vertical lift bridge (垂直リフト橋) です。 昇開橋のことを単に lift bridge (リフト橋) と呼ぶこともありますが、 バスキュール橋 (跳開橋) のことも lift bridge (リフト橋) と呼ぶことがあるため、 混乱を招くことがあります。以下昇開橋に関する内容ですが、 訳語としては (昇開橋ではなく) 垂直リフト橋を選ぶことにします。これは原語とかけ離れた訳語を選ぶと とても訳しにくいことがあるためです。

原文では多くの垂直リフト橋では詳細な別ページにリンクを張っています。 ここでもその真似をして、各垂直リフト橋の翻訳も与えています。 中には英語版以外の各国語版の Wikipedia のページにリンクが張ってある場合があり、 可能な限り Google の翻訳ページと、Google 翻訳を使用して英語に翻訳し、それを日本語に翻訳しています。 その方法については レーテ・リフト橋の訳注にまとめています。 大体うまくいきますが、今の所ロシア語とウクライナ語でうまくいきません。 キリル文字であるため、見当が付きにくいためです。

なお原文の各リフト橋で詳細な説明ページがない場合には、訳注で橋の Google map へのリンクと、 ストリートビューなどへのリンクを張ってあり、外見がどのようなものかは大体わかるようにしてあります。

一般に昇開橋は昇降スパンがとても長いものが多くて、 とりわけフランスには現代的で、大きくて見事なデザインをしているものがあり、、 これらは昇降スパンが 100 m を超え、とても優雅に開きます ( ギュスターヴ・フロベール橋、 ジャック・シャバン＝デルマス橋)。 世界最長の昇降スパンを持つ橋は米国の アーサー・キル垂直リフト橋 (170 m) ですが、これはあまり美しくありません。そばに現代的なハイ・ライズ (背の高い橋) があるため、 よけいしょぼく見えます。

垂直リフト橋あるいはリフト橋とは可動橋の 1 形式で、 昇降部 (or 昇降スパン) が橋の面に平行のまま垂直に昇降するものである。

垂直リフト橋が車両と船舶の交通を
処理する方法を表示する動画

垂直リフト橋にはバスキュール橋や 旋回橋のような他の可動橋より幾つかの良い点がある。 一般的にいえば、長い可動橋を建設するには (リフト橋の方が) 経費が少なくて済む。 垂直リフト橋のカウンターウェイト (釣り合いをとる重り) は 昇降部 (or 昇降スパン) の重さと等しいことが要求されるだけであるが、 バスキュール橋のカウンターウェイトは昇降部よりも何倍もの重さが必要である。 その結果、(リフト橋では) 重い材料を昇降部に使用でき、 従って、この形式の橋はとりわけ重い鉄道用に適している。

大半の垂直リフト橋は塔を使用するが、 塔にはカウンターウェイトが装備され、ある場合には 橋の下の油圧ジャックを使用する。 1 つの実例にミルウォーキーのセント・ポール・アベニューの 52m の橋がある。 (テーブル橋も参照のこと) 別のデザインでは橋を持ち上げるために、天秤梁を使用し、 軸の周りで回るバスキュールが塔の頂上部にあった。 この形式の橋は米国イリノイ州のラ・サール (La Salle) で建設された。

(他のデザインとの比較において) 垂直リフト橋の最も不利な点は 通過する船舶の高さに制限があることである。 これは、昇降部が通路の上にあるためである。

ニューヨーク州ロックポートのエリー運河のリフト橋。
写真の手前の橋は持ち上げられて運河の交通を通し、道路を閉鎖。
階段により、歩行者は横断できる。元々、このような橋は通常は
運河の交通には開いたままで、20 世紀初頭の閑散とした道路交通に
対しては、必要がある場合に橋を閉じた。

ロックポートのエリー運河 のリフト橋	橋が上昇中	橋が上端近くに到達 歩行者は階段で横断できる

• ライド (Ryde) 橋、道路用、ニューサウスウェールズ州ライド、1935 年開通。 現在は昇降することがない。
• ヘクサム橋 (Hexam Bridge) 、道路用、ニューサウスウェールズ州ヘクサム、1953 年開通。
  訳注： 東西を走り、北側の橋が西向きの交通、南側の橋が東向きの交通。南側の橋にリフト・スパンがある。 北側の橋は新しい橋で、南側の橋よりも高い。
  ヘクサム橋： Google map、 ストリートビュー： 南側の橋、 北側の橋から見る、
• ハーウッド (Harwood) 橋、道路用、ニューサウスウェールズ州ハーウッド島、1966 年開通
• ポート・アデレード (Port Adelaide)、鉄道、2008 年開通
  訳注： ポート・アデレードで 2008 年に開通した橋は 「トム・'ダイバー'・デリック橋」と「メアリー・マッキロップ鉄道橋」と呼ばれ、どちらも バスキュール橋なので、原文が間違っているのではないかと思います。 ( トム・'ダイバー'・デリック橋を参照) 垂直リフト橋もバスキュール橋も共に単に「リフト橋」と呼ばれることがあるので、 この可能性が極めて高い。
• ブリッジウォーター橋、道路用と鉄道用、 タスマニア州ブリッジウォーター、1946 年開通
  ブリッジウォーター運河はオーストラリアで
  可動な最後のリフト橋の 1 つである。
• クライド川橋 (Clyde River Bridge)、道路、 ニューサウスウェールズ州ベイトマンズ湾 (Batemans Bay) を横断、1956 年開通
  訳注： クライド川橋： Google map、 ストリートビュー； 橋の上、 アップされた写真： 橋の北西から
• ホバート橋、道路用、タスマニア州ホバート、1943 年開通、1964 年閉鎖、その後取り壊し。

• ブダブルグ、道路、ブリュッセル・スヘルデ川海洋運河、1955 年開通
• ヨーロッパ橋、道路、ブリュッセル・スヘルデ川海洋運河、1972 年開通
• フェルブランテ・ブルグ、道路、ブリュッセル・スヘルデ川海洋運河、1968 年開通
• ヒュムベーク橋、道路用、ブリュッセル・スヘルデ川海洋運河。1968 年開通。
• ブリーレン橋、道路用、ブリュッセル・スヘルデ川海洋運河。1968 年開通。
• リング橋、道路用、ブリュッセル・スヘルデ川海洋運河。1986 年開通。
• 平和橋、道路用、ブリュッセル・スヘルデ川海洋運河。1952 年開通。

• ウェランド運河の 橋 5 (グレンデール・アベニュー橋、Glendale Avenue Bridge)、 橋 11 (アランバーグ橋、Allanburg Bridge)、 橋 21 (クラランス・ストリート橋、Clarence Street Bridge) は全て 1920 年代の後半に第 4 運河拡張計画 (1913 年 - 1932 年) に よって建設された。 これに加えて、ウェランド・レクリエーション運河 (ウェランド運河の元の水路) にある 橋 13 (メイン・ストリート橋、Main Street Bridge))、 橋 17 (ダイン・シティ鉄道橋、Dain City Railway Bridge)、 橋 18 (フォークス道路橋、Forks Road Bridge) もある。 しかしながら、こちらの橋は 1973 年以来、可動ではない。 橋 13 と橋 18 はカウンターウェイトが取り外され、 橋 17 の機械は取り壊された。 更に橋 18 には塔がない。保守作業を容易にするために取り除かれたのである。
  訳注： 地図をズームアウトすればわかりますが、ウェランド運河は二股に分かれ、ウェランドを通る方が古いルート。 新しいルートはウェランドをバイパスしている。次も参照の事。
  ウエランド運河の地図
  ウエランド運河の地図の kml ファイル

  Google map：	橋 5、 橋 11、 橋 21、 橋 13、 橋 17、 橋 18
  ストリートビュー：	橋 5、 橋 11、 橋 21、 橋 13、 橋 17、 橋 18
  3D：	橋 5、 ----、 橋 21、 橋 13、 橋 17、 橋 18。

• バーリントン・リフト橋 (Burlington Lift Bridge)、 バーリントン運河を横断、オンタリオ州バーリントン。
  訳注： バーリントン・リフト橋： Google map、 ストリートビュー： 橋の上、 横から、 斜め横から。 3D
  「横から」見たストリートビューは隣の現代的な背の高い橋からのもの。3D は合成する写真が少ないせいか少し不鮮明。
• プレトリア橋、 リドー運河を横断、オンタリオ州オタワ。
• セルカーク・リフト橋 (Selkirk)、レッド (Red) 川を横断、マニトバ州セルカーク。
  訳注： セルカーク・リフト橋： Google map、 ストリートビュー： 橋の上、 アップされた写真： その 1、 その 2
• ビクトリア橋、セントローレンス川を横断、 ケベック州のサン・ランベールとモントリオールを接続。
• セカンド・ナロウズ橋、バラード入り江を横断 (鉄道橋)、ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー。
• オーカナーガン湖橋、オーカナーガン湖を横断、ブリティッシュ・コロンビア州ケロウナ (Kelowna)。 2008 年に (新しい橋に) 取って代わられた。
• シップアガン橋 (Shippagan Bridge)、シップアガン湾にかかる、 ニューブランズウィック州シップアガン。
  訳注： シップアガン橋： Google map、 ストリートビュー： 橋の上、 斜めの位置： アップされた写真： その 1
• サー・アンブローズ・シア橋 (Sir Ambrose Shea Bridge)、 ニューファンドランド。ラブラドール州プランセンチア (Plancentia)。
  訳注： サー・アンブローズ・シア橋： Google map、 ストリートビュー： 橋の上、 斜め横、 アップロードされた写真： その 1
  アップロードされた写真に新しい垂直リフト橋がそばで建設中であることがわかります。 (2015 年 8 月の写真) 新しいサー・アンブローズ・シア橋は 2016 年 9 月 23 日に開通しました。

• ギュスターヴ・フロベール橋、 ルーアンでセーヌ川を横断。 このリフト橋はヨーロッパで最も高い垂直リフト橋で、 55m の高さの船が通過できる。 この橋は長さが 670m で、昇降部が 116m である。 (Structurae は長さを 100m としている。) 著しいデザイン上の特徴は、2 つの道路区間が中央の塔の両側に搭載されていることである。 フランソワ・ジラール (François Gillard) と Aymeric Zublena がデザインし、 2008 年 9 月 25 日に開通した。 橋の名前はルーアンで生まれた作家のギュスターヴ・フロベールにちなんでいる。
  訳注： (1) Structurae (ストラクチューロ) はオンラインのデータベースで建築物などの写真や情報を提供している。 以上は Structurae - Wikipedia からお抜粋。また structurae はラテン語の structura の複数形。
• ルクヴランス橋、ブレストのパンフェル川を横断。 道路用と路面電車用。
• クリメ・リフト橋、ウルク運河を横断。パリに残存している最後の垂直リフト橋。
• ジャック・シャバン＝デルマス橋 。 ボルドーのガロンヌ川を横断、2013 年 3 月に開通。 中央の昇降区間の長さは 117m で 53m まで垂直に持ち上げて、 高い船を通すことができる。 橋は 575m の長さで、中央の昇降部はおよそ 2600トンである。 幅は 32m から 45m まで変化し、車、路面電車、自転車、歩行者が使用している。 この橋は 1 日あたり 43,000 台の車を処理し、ボルドーの交通渋滞を緩和することであろう。 Structurae は橋の昇降区間の長さを 110m としており、 おそらくヨーロッパで最も長い垂直リフト橋である。
  ジャック・シャバン＝デルマス橋はおよそ 110m (360 フィート)
  の昇降部があり、ヨーロッパで最も長いものと思われる。
  しかしギュスターヴ・フロベール橋の昇降部も同じくらい長い。

• レーテ・リフト橋、ハンブルク、1934 年建設。
• カルニン・リフト橋、 メクレンブルク=フォアポンメルン州 (Mecklenburg-Vorpommern)。
• カットヴィク (Kattwyk) 橋、ハンブルグ。昇降区間の長さが 100m あり、 ヨーロッパで最も長いものの一つである。 この橋は 2 時間に一度定期的に開く。
  ドイツ、ハンブルグのカットヴィク橋
  の昇降部が上昇している。

• ドゥーエ・ジョーニュ橋、道路、ローマ、フィウミチーノ、1945 年に再建

• アンペラ (Ampera) 橋、自動車用のリフト橋で、パレンバン (Palembang) にあってムシ (Musi) 川を 横断している。この橋は自動車が利用しているが、1970 年以来、昇降することがなくなった。 まもなくして、1990 年にカウンターウェイトが取り外された。

• 筑後川昇開橋、 福岡県大川市と佐賀県佐賀市を接続。 1935 年に鉄道用の橋として建設され、507m の長さで、中央の昇降区間は 24m、48t であり、 23m 上昇する。 鉄道は 1987 年に廃止されたが、 橋は 1996 年に歩行者用の橋として再開し、 2003 年に重要文化財として指定された。

• ロッテルダムの デ・ヘフ (リフト)、Pieter Joosting によりデザインされ、1927 年 10 月 31 日に開通。
• グーエ川 (Gouwe)、3 つの全く同じ形のリフト橋がグーエ川を横断している。 アルフェン・アーン・デン・レイン (Alphen aan den Rijn), ボスコープ (Boskoop) そして ワッディンクフェーン (Waddinxveen)
  グーエ川にかかる垂直リフト橋の 1 つ。1930 年建設
  訳注： Alphen aan den Rijn, Boskoop, Waddinxveen は自治体で、Google map で検索すると 領域表示される。そんなに広くないのでリフト橋はすぐに探せる。3 つの橋は北から順に並んでいる。

  衛星写真：	アルフェン・アーン・デン・レイン、 ボスコープ、 ワッディンクフェーン
  ストリートビュー：	アルフェン・アーン・デン・レイン、 ボスコープ、 ワッディンクフェーン

• ボトレック橋、ロッテルダム

  ロッテルダムのボトレック橋は 80×50 m の リフト・スパンが 2 基あり、各路面は フットボール競技場の大きさに近い。

• フィンランド鉄道橋、 サンクトペテルブルク
• ロストフ・ナ・ドヌー (Rostov-on-Don) 鉄道橋、 ロストフ・ナ・ドヌー

• ドナウ川橋、 ドナウ川を横断して 2 国を結び、ジョルジュとルセを接続する。 橋は 1954 年 6 月 20 日に開通し、 長さ 2,225.52 m で、中央にリフト橋 (85 m) があり、 大きすぎるボートを自由に通過させている。

• セーデルテリエ (Södertälje) の E4 自動車道路の橋、ストックホルムの南西
  訳注： この橋は Södertälje Canal Motorway Bridges (E4) - Structuraeに記載がある。 この記載から、衛星写真で見える 4 本の橋のうちで、真中の 2 本が E4 自動車道路でこれが 垂直リフト橋、 東側は鉄道橋で垂直リフト橋、西側は道路橋でバスキュール橋になっている。 鉄道橋は塔があるからすぐに垂直リフト橋だとわかるが、 E4 自動車道は塔がなく、油圧で上昇するようです。Structurae に掲載の 2 枚の写真の一つで開放状態が確認できます。
  Google map (衛星写真)

• ドニエストル川の河口のザトカ (Zatoka) の橋、 1953 年 - 1955 年建造。
  訳注： Google map、 フォトスフィア： その 1
• クリュコフ橋 (Kryukov)、クレメンチュークでドニエプル川に架かる、1949 年建造。
  訳注： これに関してはウクライナ語版の Wikipedia のホームページがあるのですが、 Google 翻訳では今一意味がつかめません。
  Google map、 ストリートビュー： 橋の上、 アップされた写真： その 1

• キングスフェリー橋、1960 年に ケントに建設された。
• ターンブリッジ・リフト橋、非常に変わった橋、 ハダースフィールドのターンブリッジにある。
• サルフォード波止場リフト橋 (Salford Quays lift bridge)、 マンチェスター船舶運河を横断する歩道橋。
• ティーズ・ニューポート橋、82m スパン、英国で最初の大きなリフト橋。
• サルフォード・センテナリー橋 (Salford Centenary Bridge)、道路用の橋、 マンチェスター船舶運河を横断。1994 年 12 月に開通。
  訳注： サルフォード・センテナリー橋： Google map、 3D、 ストリートビュー： 橋の上、 斜め横 (遠い)

• エアリアル・リフト橋、 ミネソタ州ダルース (Duluth) の自動車用の橋、 空中移動橋 (aerial transfer bridge) あるいは渡船橋 (ferry bridge) として生まれた。
  訳注： 空中移動橋 (aerial transfer bridge) と渡船橋 (ferry bridge) は同じ意味で 運搬橋 (transporter bridge) ともいう。
• アーサー・キル垂直リフト橋 (Arthur Kill Vertical Lift Bridge)、 ニュージャージー州エリザベスとニューヨーク州スタテン・アイランドを接続。 昇降部は 559 フィート (170 m) で世界で最も長い。
  アーサー・キル垂直リフト橋は世界で最も大きい。
• ASB 橋、 ミズーリ州カンザス・シティのミズーリ川にかかる 2 階建ての橋。 1911 年から 1987 年にかけて、別々の階で鉄道と自動車の両方を処理し、 現在では鉄道を処理している。
  ミズーリ州カンザス市の ASB ブリッジ
• 橋 710、 単線の鉄道橋でシカゴのキャルメット川に架かり、 US スティールの南工場に貢献した。 かっては EJ&E (エルジン、ジョイレット & イースタン鉄道、Elgin, Joliet and Eastern Railway) によって所有され、 カナディアン・ナショナル鉄道 (CN) が EJ&E を所有して以来、橋は CN に所有されている。
  訳注： 橋 710： Google map、 3D
  この橋はバスキュール橋のリストの中で 「エルジン・ジョリエット & イースタン鉄道橋 #710」として誤って登場しています。 エルジン、ジョリエットはイリノイ州の地名です。
• ブロードウェイ・ブリッジ (Broadway Bridge)、 ハーレム川を横断、道路とニューヨーク市の地下鉄 No. 1 が通る。
• ブロックポート・リフト橋、 エリー運河に架かる橋で、1915 年に建設され、長さ 130 フィート (39.6 m) である。
  ブロックポート・リフト橋： Google map、 ストリートビュー： その 1、 アップされた写真： その 1
• バーリントン・ブリストル橋 (Burlington-Bristol Bridge)、 デラウェア川を横断する 2 車線の橋、ペンシルバニア州ブリストルとニュージャージー州バーリントンをフィラデルフィアの 近くで接続する。
• BNSF 鉄道橋、ウィラメット (Willamette) 川、オレゴン州ポートランド。 516 フィート (157 m) のリフト橋が 1989 年に旋回橋に 取って代わった。 持ち上げた時の上方余地は 200 フィート (61 m) で、 世界で最も高い垂直リフト橋の 1 つである。
• カナル・ストリート鉄道橋、 イリノイ州シカゴ、1914 年。
• コッド岬運河鉄道橋 (Cape Cod Canal Railroad Bridge)、 コッド岬運河を横断する単線の鉄道橋、 マサチュセッツ州ボーン (Bourne)。
• ケープ・フィア記念橋 (Cape Fear Memorial Bridge)、 ケープ・フィア川を横断する 4 車線の橋。 ノースカロライナ州のウィルミントンとブランズウィック郡を接続。
• カールトン橋 (Carlton Bridge)、 道路と単線鉄道の橋として 1927 年に建設、1976 に修理。 道路は 2000 年に新しいルート 1 の橋でバイパスされ、 現在はロックランド支線鉄道が使用するのみ。バス製鉄所の近くでケネベック川を横断。
• チェサピーク・デラウェア運河リフト橋、 チェサピーク・デラウェア運河をデラウェア州で横断する単線の鉄道橋、 1966 年に ペンシルバニア鉄道のために建設されたが、 これは 1960 年代中ごろに アメリカ陸軍工兵隊 (U.S. Army Corps of Engineers) が運河を広げたときに古い橋を置き換えてできたものである。 この運河沿いではこの形式の橋はこれのみである。 より初期の幹線道路 (highway) のリフト橋や旋回橋は高層交差で置き換えられたからである。
• クレイボーン・アベニュー橋、 4 車線の橋で 産業運河 (Industrial Canal) を横断し、ニューオーリンズでルイジアナ州道 LA39 が通っている。
• スカイラー F. ハイム提督橋 (道路橋) と、すぐそばのヘンリー・フォード橋 (鉄道橋)、ロサンゼルス港。
• コンレール橋 (Conrail Bridge)、 単線の鉄道橋、クリーブランドのカヤホガ川 (Cuyahoga) の河口を横断。 (川には) 9 基の鉄道/自動車用リフト橋、3 基のバスキュール橋があり、 そのうちの 1 基である。これにより鉱石船が ザ・フラッツに貢献することが可能となっている。
  訳注： コンレールも参照のこと。
  コンレール橋： Google map、 3D、 ストリートビュー： 少し離れた道路橋から。
• ダンジガー橋、 世界で最も広い垂直リフト橋で 7 車線ある。ニューオーリンズで 産業運河 (Indusctrial Canal) を横断。
• ディレア橋 (Delair Bridge)、 複線の鉄道橋で ニュージャージー・トランジットのアトランティックシティ線 の乗客用列車とコンレールの貨車が使用している。 橋は 1896 年に建設され、 1960 年には 元からあった旋回スパンとは違う場所に リフト・スパンが挿入され、 水路が広くなった。 そして旋回スパンは固定された。
  訳注： ここの「コンレール」は昔のものではなく、 「コンレール・シェアード・アセッツ・オペレーションズ」のこと。 コンレールを参照。
• ドック橋、 ニュージャージー州の 6 つの軌道からなる鉄道橋、 これにより アムトラック、 ニュージャージー・トランジット、 パストレインがパセーイク川 (Passaic River) を横断している。 橋は 3 基の平行な垂直リフト・スパンから構成され、 南から順に、1 本、2 本、 3 本の軌道が通っており、 2 本軌道のスパンは他のスパンよりも高いレベルにある。
• フェアポート・リフト橋 (Fairport Lift Bridge)、 2 車線の道路と歩行者用の橋、ニューヨーク州フェアポートでエリー運河を横断。 1914 年に建設され、不規則な 10 角形の構造と、運河と 32° の角度で交差することによって、 デザイン上注目に値する。
  訳注： フェアポート・リフト橋： Google map、 3D、 ストリートビュー： 橋の上、 アップされた写真： その 1
• フローレンス橋、イリノイ州道 100 とイリノイ州道 106 を通す橋で、 イリノイ州フローレンスのすぐ東でイリノイ川を横断している。」
• フォア川橋 (Fore River Bridge)、 ルート 3A が通る橋の取り換えが提案されている。橋はマサチュセッツ州のクインシーと ウェイマスを接続。2015 年に開通。
• 14 番ストリート橋、 単線の鉄道橋、オハイオ川を最も広い場所で横断。
  ケンタッキー州ルイビルのポートランド運河の
  東の入口にある 14 番ストリート橋の昇降部
• グリーン・アイランド橋、 スパンは単にプレート・ガーダー橋で、これを横材で支えている。
  訳注： ガーダー橋 ( 桁橋) はガーダー (桁、girder) によって路面を支えた橋で、 プレート・ガーダーは典型的には I 形鋼を使用したもの。日本語で「ガード」と呼ぶのはガーダーから来ている。
• ハリー S. トルーマン橋、 1981 年開通、単線の鉄道橋、ミズーリ州カンザスシティでミズーリ川を横断。
• ヘースティグズ鉄道橋、 ミネソタ州ヘースティングズの単線の鉄道橋、ミシシッピ川を横断。
• ホウソーン橋、オレゴン州ポートランドのウィラメッテ川の 4 車線の橋。1910 年開通。米国で最も古い今でも動く垂直リフト橋。
• ヘレン・マデール記念橋、地元では「リオ・ビスタ橋」と呼ばれ、 州道 12 が通り、 カリフォルニア州リオ・ビスタでサクラメント川を横断。
• フッド・リバー橋、 コロンビア川を横断。 オレゴン州のフッド・リバーとワシントン州ホワイト・サーモンを接続。
• 州間橋 (Interstate Bridge)、 コロンビア川を横断。 州間道路 5 が通り、 ワシントン州バンクーバーとオレゴン州ポートランドを 接続。塔は道路面から 190 フィート (58m) の高さである。
  州間道路 5 のオレゴン州とワシントン州の間
  の州間橋は州間道路網にある
  数少ない垂直リフト橋の 1 つ。
• ジョー・ページ橋 グレート・リバー・ロードとイリノイ州道 100 に沿ってあり、 イリノイ川を横断し、 イリノイ州のグリーン郡 (Greene County) とキャルフーン郡 (Calhoun County) をハーディン (Hardin) で接続している。 昇降部の長さは 308 フィート 9 インチである。
  訳注： ジョー・ページ橋はハーディン橋とも呼ぶ。
  グレート・リバー・ロードと呼ばれる道は幾つかあるようですが、ここではミシシッピ川に沿ったドライブ・コース のことです。コースは一意的に決まっているのではなく、大体の通り道が決まっているだけで周辺の見どころをまわるように できているようです。橋の近辺ではイリノイ州道 100 と一致しています。
• リーハイ峡谷鉄道橋、 ニューアーク湾 (Newark Bay) を横断。 コンレールの「ノース・ジャージー共有資産地域」の一部で、貨車によって利用されている。
  訳注： コンレールの一部機能を引き継いだ コンレール共有資産運用 (Conrail Shared Assets Operations) は 3 地域に分かれ、 そのうちの一つがノース・ジャージー共有資産地域 (North Jersey Shared Assets Area)
• メイン・ストリート橋、 セントジョンズ川を横断。フロリダ州ジャクソンビルのダウンタウン。
  フロリダ州ジャクソンビルのメイン・ストリート橋
• マリン・パークウェイ=ギル・ホッジス記念橋 、ロッカウェイ入江を横断。 ニューヨーク州のブルックリンとクイーンズを接続。 1937 年に デイビッド・スタインマン (David Steinman) によりデザインされた。
  訳注： 橋のデザイナーの名前が間違っている。 原文のデイビッド・スタインマンにはリンクが張ってあり、それによると彼は環境保護主義者でジャーナリスト なので技術者ではない。
• マレー・モーガン (Murray Morgan) 橋、ワシントン州タコマの鋼のリフト橋。 注目に値する点は、水面からの高さ、傾斜するスパン、送水管を通すための頭上の橋渡し。 2007 年 10 月 23 日に閉鎖。
• オレゴン基幹鉄道橋、 1912 年に建設、コロンビア川を横断、 BNSF の貨車がいまだに使用。
• パーク・アベニュー橋、 ニューヨーク市の橋で、340 フィート (100m) の双子の昇降スパンがあり、 これは 1956 年に旋回橋に取って代わったもの。 グランド・セントラル駅で操業する メトロノース鉄道が通っている。
• フィラデルフィア・ネイビー・シップヤードの垂直リフト橋、 26 番ストリートとシップヤード (海軍造船所) の西端を接続する橋、 スクールキル川 (Schuylkill River) と リザーブ・ベイシン (Reserve Basin) の間の水路を横断する。
  訳注： フィラデルフィア・ネイビー・シップヤードの垂直リフト橋： Google map、 3D、
  ストリートビュー： 橋の上、 斜め横。
• ポーテージ湖リフト橋、 ミシガン州のハンコック市とホートン市を接続する橋。
• リオ・ホンド橋 (Rio Hondo Bridge)、 1953 年に建設され、1945 年から 1960 年の間に建設されたテキサス州で唯一の垂直可動橋で、現在も操業中。 リオ・グランデ峡谷 (Rio Rrande Valley) の主要な出入口と考えられ、 橋はこの地域の経済に重要である。 毎年、橋はおよそ 250 回昇降し、燃料、肥料、砂、セメントを積んだハシケが通り抜け、 ハーリンゲン港 (Port of Harlingen) に向かっている。
  訳注： リオ・ホンド橋： Google map、 ストリートビュー
• スーセント・マリー国際鉄道橋 (Sault Ste. Marie International Railroad Bridge)、 9 基の キャメルバック・スパンからなる橋で、1 つのスパンがリフト橋。
• サラ・ミルドレッド・ロング橋 と メモリアル橋、 ニューハンプシャー州ポーツマスとメイン州キタリーの間にあって、 ピスカタクア川を横断する (全部で 3 つある橋の中の) 2 つのリフト橋。
• スティルウォーター・リフト橋、 ミネソタ州スティルウォーターとウィスコンシン州ホールトンを接続する 幹線道路 (highway) の橋、セント・クロイ川を横断。
• セント・ポール・ユニオン・パシフィック垂直リフト鉄道橋 単線の鉄道橋、ミネソタ州セント・ポールのダウンタウンでミシシッピ川を横断。
• スティール・ブリッジ、ウィラメット川にかかるオレゴン州ポートランドの 2 階建ての垂直リフト橋。 鉄道軌道と自転車道が 1 階を通り、道路と軽鉄道が 2 階を通り、 1, 2 階を独自に昇降できる。2 階建てのリフト橋で各階が独自に昇降するものは 世界中でこれのみである。
  オレゴン州ポートランドのスティール・ブリッジ
• テムズ川橋 (アムトラック)、 コネチカット州ニュー・ロンドンの複線の鉄道橋、 アムトラックの 北東回廊が通り、テムズ川を横断している。 1919 年に建設され、2008 年に元々のバスキュール・スパンの代わりに垂直リフト・スパンが建設された。
• タワー・ブリッジ、サクラメント川にかかる 4 車線の橋で、 カリフォルニア州のサクラメントとウェスト・サクラメントを接続。
  カリフォルニア州サクラメントのタワー・ブリッジ
• トーランス・アベニュー (Torrence Avenyue, イリノイ州シカゴ) と 4 つの鉄道の橋で、 キャルメット船舶運河にかかるもの。
  訳注： たくさんあるので、次にまとめました。
  キャルメット川の昇開橋の地図
  キャルメット川の昇開橋の地図の kml ファイル
  鉄道橋は下流から 1, 2, 3, 4 と番号を付けてあります。

  衛星写真：	トーランス・アベニュー、 橋 1、 橋 2, 3、 橋 4、
  ストリートビュー：	トーランス・アベニュー、 橋 1、 橋 2,3、 橋 4

  グーグルの地図では「キャルメット船舶運河」ではなく「キャルメット川」と表示しています。 トーランス・アベニューの衛星写真では南北に通る 2 本の橋が見えますが、西が道路橋で東が鉄道橋です。 本来は西がトーランス・アベニュー橋ですが、よく見てみると道路は現在では西の橋を通らずに東の橋を通っており、 鉄道軌道が撤去されているのがわかります。

  以上の橋はバスキュール橋のリストの中に含まれており、

  シカゴのバスキュール橋の地図
  シカゴのバスキュール橋の地図の kml ファイル

  にも掲載しており、 こちらの方には橋の名前が書き込んでいます (キャルメット川はシカゴ市内ですがずっと南の方にあります)。 妙なことになっているのは垂直リフト橋もバスキュール橋も英語での省略した呼び方が、 同じリフト橋なので、作者が間違えたためと思われます。

• トライボロウ橋のマンハッタン・スパン、 1934 年にトライボロウ橋が建設されたときランドールズ・アイランドからマンハッタンへの橋は 世界で最も大きな垂直リフト橋であった。
• ウィリアム A. スティッケル記念橋、 6 車線の橋で、ニュージャージー州のニューアークとハリソンの境界にあるパセーイク川を横断する。
• ヤンコピン (Yancopin) 橋、 昔のアーカンソー (Arkansas) 州のアーカンザス (Arkansas) 川の鉄道橋であったが、 現在は「鉄道トレイル」 (鉄道歩きの道、rail trail) に変わった。 1903 年に建設され、リフト・スパン (昇開部) とスィング・スパン (旋回部) の両方がある。 リフト・スパンの下は今では川の蛇行により水がなくなっている。