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Salford Quays lift bridge - Wikipedia

サルフォード波止場リフト橋： Google map、 3D、 フォトスフィア： その 1、 その 2

サルフォード波止場リフト橋は、 垂直リフト橋ですが、結合アーチ橋でもあります。

サルフォード波止場リフト橋、あるいはサルフォード波止場千年紀歩道橋は長さ 91.2 m の垂直リフト橋で、 イングランド 広域マンチェスター (Greater Manchester) サルフォード市の マンチェスター船舶運河に架かっている。 2000 年に完成したこの橋は、昔のマンチェスター・ドックスにあって、 船舶運河の終端近くにある。 橋はサルフォード波止場と メディア・シティーUK を接続し、 18 m 上昇して、大きな船舶を通すことを可能にしている。

橋とサルフォード波止場

橋は BBC のテレビ・ニュース番組の 「今日のノース・ウェスト」 の背景に顕著に登場し、 またこの番組では 「ザ・ローリーとメディア・シティーUK」の写真も登場している。

橋はカルロス・フェルナンデス・カサード (Carlos Fernandez Casado) によってデザインされ、主スパンは長さ 91.2 m で、 ローゼ・アーチ (Lohse Arch) になり、2 つのアーチが頂上で接続されている。 2 つのアーチは互いに引き締め、その結果、より大きな構造的剛性 (rigidity) がある。 路面はアーチに垂直要素で接続され、垂直要素はスパンの中心に向かうと、 より角度を付けて広がっている。 押し流すようなアーチはフィリップス社のカラー・キネティックス LED 照明 (Philips Color Kinetics LED lighting) で装飾され、 一方路面は白い下向きの照明 (downlighting) で照光されている。 歩行者はガラスの側板で、よく吹く風から守られ、ガラスの側板は足元の位置では青く、上に行くにつれ細くなり、 アーチの角度に沿っている。

持ち上げ装置は 4 つの中空な鋼のトラスの塔を使用し、コンクリート製のカウンターウェイトが赤い昇降機に搭載されている。 もっとも、初期のデザインでは丸いカウンターウェイトが思い描かれていた。 昇降機は大きな灰色の車輪を通るケーブルで吊り下げられ、 車輪は装飾的な三角形の保守用の足場に搭載されている。 カウンターウェイトが平衡するシステムにより、橋は 18 m の昇降を 3 分以内で完了する。 各塔の最も外側のトラスは基礎の近くで橋から広がり、上方に向かうと細くなって一点になる。 各塔には 2 つの装飾的な青いライトが頂上に付いている。 4 つの塔は保守用の足場から上に向けて照光されるが、この造作はしばらく動作していなかった。

橋には同じデザイナーによる姉妹橋があり、スペイン、 ビルバオ市北の プレンツィア (Plentzia) にある。 この橋はサルフォード波止場の橋よりも少し大きく、長さが 108 m で、 プレンツィア川に架かっているが、これは昇降しないし、塔もない。

橋はクリスチャニ・ニールセン社 (Christiani & Nielsen) が元請けとなって建設され、 この会社は貨物輸送専門業者のエコノフライト社 (Econofreight) に協力して、 可動スパンを浮遊設置 ('float in' installation) した。 可動スパンはハシケから 4 基の支持塔の間の定位置にウィンチで持ち上げた。 およその経費は建設時に US$750 であった。

路面は直向性 (orthotropic, orthogonal anisotropic) のデザインで、 鋼製梁の上のコンクリート路面よりは構造的に効率が良い。 直向性の鋼路面はヨーロッパの可動橋で支配的となり始めており、 これは、より小さな塔と持ち上げ装置が必要とされるだけで、動力も小さくなるからである。 類似のシステムは溶接された鋼の船と水門のゲートに使用される。

持ち上げ装置自身は Bennette Associates により、 デザイン・設置された。 この会社はゲーツヘッド千年紀橋の傾け装置にも責任を負った。 システムは通常は電力網で操作するが、停電時のために、 バックアップ用のディーゼル・システムがある。

制御棟は船舶運河のサルフォード波止場側にあり、 ここで歩行者用遮断機と持ち上げ装置が操作される。 王立海軍の訪問と浚渫船の場合を除き、 サルフォード波止場に進入し向きを変える船はレジャー用ボート (pleasure craft) で、 最も一般的に見られるのは 4 月から 10 月までであり、 この時にはマージー・フェリーズ (Mersey Ferries) が マンチェスター船舶運河の周遊 (Manchester Ship Canal Cruise) をリバプールからサルフォード波止場まで運行している。