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Conestoga wagon - Wikipedia

Connestoga wagon は「コネストーガ幌馬車」と訳すようですが、wagon は必ずしも馬車ではないので、 逐語訳にして荷車とします。

コネストーガ荷車は特別なデザインをした重い幌つき荷車 (covered wagon) で、 米国とカナダの東部で、18 世紀末と 19 世紀に広範囲に使用された。 これは十分に大きく、6 米トン (5.4 トン) までの荷を運ぶことができ、 馬、ラバ、牛 (ox) が牽引した。 このデザインは、動いている最中に荷が動き回らないようにし、 河川の横断を助けた、もっとも コーキングしていないと時々水漏れした。

米国の西への拡張時に使用された大半の幌付きの荷車はコネストーガ荷車 (Conestoga wagon) ではなく、むしろ普通の農場荷車 (farm wagon) にキャンバスの覆いを付けたものであった、 というのは本当のコネストーガ荷車は プレーリー (prairiess、草原) には重すぎたからである。

牛 (ox) が牽引するコネストーガ荷車の線画

コネストーガ荷車の最初の明白な既知の言及は、 1717 年 12 月 31 日のジェームズ・ローガン (James Logan) によるもので、 ジェームズ・ヘンドリックス (James Hendricks) から購入後の会計記録 (accounting log) にあるものである。 これは、ペンシルバニア州 ランカスター郡 (Lancaster) の コネストーガ川もしくはコネストーガ・タウンシップにちなんで命名され、 ドイツ人の開拓者により導入された。

コネストーガ荷車の絵、両端の激しい角度と 中央の湾曲を注意、これが他の幌付き荷車と 比較した時の大きなコネストーガ荷車の特徴

植民地時代には、コネストーガ荷車は、 グレート・ワゴン・ロード (Great Wagon Road) で、 グレート・アパラチア峡谷 (Great Appalachian Valley) を 通り抜ける南方への移住で人気があった。 独立戦争後に、これはピッツバーグとオハイオへの商業を切り開くのに使用された。 1820 年の運送料金では、100 ポンド、100 マイルあたり、おおよそ 1 ドルで、 1 日に 15 マイル (24 km) の速度であった。 コネストーガ荷車はしばしば長い列で使用され、 鉄道が発展するまで、アパラチア山脈を越える主な陸上貨物車両であった。 荷車は 8 匹までの馬、あるいは 1 ダースまでの牛 (ox) のチームで牽引された。 カナダではコネストーガ荷車はペンシルバニアのドイツ移民が使用し、 彼らはオンタリオ南部 (Southern Ontario) に向けて米国を去り、 定住したのは： ナイアガラ地域 (Niagara Region)、 キッチナー- ウォーター地域 (Kitchener-Waterloo area) そして、 ヨーク地域 (York Region、大半が マーカムとストウビル (Markham and Stouffville) であった。

コネストーガ荷車は、床が上方に湾曲して、積み荷がひっくり返ったり移動するのを防止した。 突き出し部 (tongue) も含め、 普通のコネストーガ荷車は、 長さ 18 フィート (5.4 m)、 高さ 11 フィート (3.3 m)、 幅 4 フィート (1.2 m) である。 これは 12,000 ポンド (5,400 kg) までの貨物を運ぶことができた。 荷車本体の継ぎ目はタールでコーキングされ、 川を横断中に水の侵入を防いだ。 悪天候に対する保護のためにも、 白いキャンバスの覆いが荷車を横断して広げられた。 枠とサスペンションは木で作られ、車輪は耐久性を大きくするために、 鉄の縁が付いていた。 水の樽が荷車の両側に建造され、道具箱が修理に必要な道具を格納し、荷車後部のエサ箱は馬のエサに使用された。 初期の貨物荷車 (freight wagon) は人が乗るためのものでなかった。 荷車には 2 つの車輪の間の左側にブレーキ・ハンドルがあり、 御者は荷車のそばで歩いたか、 引き出した板の上に立つことができ (荒れた道では座ることができた)、 この板はレイジー・ボード (lazy board) と呼ばれ、ここからブレーキ・ハンドルを利用できた。 荷車に近い左側の馬はホイール・ホース (wheel horse, 車輪馬) と呼ばれ、時には騎乗した。 コネストーガ荷車は右側通行の習慣を始めた。

コネストーガ荷車	コネストーガ形式の荷車が Bangor の Cole Land Tranportaion Museum で展示

重い貨物荷車 (freight wagon) を牽引するために、 コネストーガ馬 (Conestoga horse) -- 中程度から重量牽引をする特別品種の馬 -- が開発された。 コネストーガ馬は確立した品種ではなく、幾つかの異なる色がある。 始まりは、荷車と同じコネストーガ峡谷で、ランカスター郡のものであった。 馬は科学的方法で繁殖したのではなく、必要性からであった。

サミュエル・ジスト (Samuel Gist) は著名な地主、奴隷の所有者、銀行家、更には ジョージ・ワシントンの仲間で、最終的には繁殖に貢献し、 これはコネストーガ馬と呼ばれた。 ジスト (Gist) はジスト開拓地を創設したことで有名で、 これにはオハイオのリーズバーグ (Leesburg) 南西のものが含まれ、 奴隷を解放した、もっともこれは死後に遺言を通じてのみであった。 コネストーガの決闘は明らかではなく、1 つ以上の可能性がある。 1774 年委 50 匹のイングランドの種馬 (stallion) と雌馬 (mare) が バージニアに輸入された。 これらは バイアリーターク (Byerley Turk)、 ダーレーアラビアン (Darley Arabian)、あるいは ゴドルフィンアラビアン (Godolphin Arabian) であった。 ジスト (Gist) は 1732 年イングランドから Bulle Rock と呼ばれる ダーレーアラビアン (Darley Arabian) を輸入した。 この馬とバージニアの雌馬との繁殖でより大きな馬になった。 これらの雌馬はフランドル地方の先祖の種馬と繁殖し、 米国にウィリアム・ペン (William Penn) によって持ち込まれたと言われているが、これは言い伝えであると断言された。

コネストーガ馬の凋落は 1864 年に予言され、 "現代の発明と最近の革新" により忘却された。 この予言は、国会印刷局とジョン・ストローム (John Strohm) による歴史寄稿によっている。 コネストーガの数マイル南の、 ペンシルバニア州マーティック (Martic) で、 ジョン・エシェルマン (John Eshelman) と呼ばれる人が、つやのあるがっしりした黒いコネストーガ馬を所有し、 これが出版物で図版 XXIV として描画されていた。