マーケット・クロス

以下の文書は以下の日本語訳です。

Market cross - Wikipedia

クロスと言っても十字の形をしているわけではありません。

マーケット・クロス (Market cross)

マーケット・クロス (market cross) あるいはスコットランドの場合であればマーキャット・クロス (mercat cross) はマーケット・タウンのマーケット広場の目印となる構造として使用され、歴史的には、ここで定期的なマーケットや展示会 (fair) を開く権限が国王、司教、あるいは豪族により与えられていた。マーケット・クロスは元々、独立して立つ石、あるいはハイ・クロス (high cross) の中世前期のインシュラー・アート (Insular art) の特徴ある伝統に由来しており、これは 7 世紀にさかのぼっている。マーケット・クロスは英国の大抵のマーケット・タウンに見出すことができる。英国の移民は移動先でこのようなクロス (十字標) をしばしば設置し、幾つかはカナダとオーストラリアで見ることができる。

訳注

インシュラー・アート (Insular art) は Hiberno-Saxon art とも呼ばれ、ローマ以後のアイルランドと英国で作られたアートの型式である。 (insular = ラテン語の島)

このような構造は、彫刻した石の尖塔、オベリスク、あるいは十字 -- これはドーセット (Dorset) のスタルブリッジ (Stalbridge) のような小さなマーケット・タウンに見られるもの -- から、大きな飾り立てた屋根付きの構造 -- チチェスター・クロス (Chichester Cross) あるいはマームズベリー・マーケット・クロス (Malmesbury Market Cross) のもの -- まで及ぶ。マーケット・クロスは木材からも建設することができ、実例にはノーフォーク (Norfolk) のウィンダム (Wymondham、/ˈwɪndəm/ WIN-dəm) がある。