以下の文書は以下の日本語訳です。

Aisle - Wikipedia

この項目はアイル (aisle) に関しての説明です。 教会の場合にはこれは側廊と翻訳しますが、教会の場合にもこの 翻訳がで適切でない場合もあります。 「座席間通路」 と翻訳すれば大体よさそうに見えますが、以下の説明でこれも適切でないと 思います。そのため、aisle は大体アイル (aisle, 通路) のように訳していますが、 単に「通路」のようにしていることもあります。前後関係から読み取ってください。

アイル (Aisle, 通路) は一般に、歩行用の空間で両側に座席の列があるか、 片方に座席の列があって、反対側に壁があるものである。 アイル (Aisle, 通路) を見ることができるのは： 航空機、 ある種の建物、例えば教会、大聖堂、 ユダヤ教会 (synagogue)、 会議場 (meeting hall)、 議会 (parliament)、 立法府 (legislature)、 法廷 (courtroom)、 劇場 (theater)、 そしてある種の乗客車両 (passenger vehicle) である。 床は平坦でもよいし、あるいは劇場のように、 舞台から上むきの階段があってもよい。

ブリストル大聖堂の側廊 (aisle)、 イングランド、ブリストル	グリーン・クリームj物流会社の通路 (aisle at the Green cream Logistics Co.) フィンランド、Kotka

アイル (alisle) は店、倉庫 (warehouse) そして工場 (factory) にも見ることができ、 ここでは、座席ではなく、両側に棚 (shelf) がある。 倉庫と工場では、アイル (aisle) は貯蔵パレット (storage pallet) で囲まれることがあり、 工場ではアイルは作業場所を分離することがある。 スポーツクラブ (health club, フィットネスクラブ) では、 トレーニング装置 (exercise equipment) は通常アイル (aisle) に配置される。

アイル (aisle) とは違っているものに： 廊下 (corridor)、 (建物内の) 廊下 (hallway)、 歩道 (walkway)、 側道 (footpaths/pavements (米国英語の sidewalks))、 トレイル (trail)、 小道 (path)、そして (閉鎖された) 開放区域 (open area) がある。

アイル (aisle) には幾つかの物理的性質がある：

• これらは事実上常にまっすぐで、曲がっていない。
• これらは通常、随分長い。開放空間で、 この右側に椅子が 3 列あり、左側に 3 列あるものは、一般にアイル (aisle) とは 見なされない。

結婚式のアイル (aisle) アラバマ州、モンゴメリー (Montgomery)

• 劇場、会議場、店など のアイル (aisle) (theater, meeting halls, shops, etc) のアイル (aisle) は、 通常 2, 3 人の見知らぬ人が不愉快になるほど近接せずに、互いに通り過ぎるのに十分な幅がある。 このような施設では、4 人以上が快適に並んで収容できる場所は一般に「アイル」 (ailse) ではなく、 「開放空間」と考えられる。
• 工場の作業場所のアイル (aisle) (factory work area aisles) は通常、十分に広くて、 労働者は仕事場で快適に座ったり、立ったりして、 人々や装置 且つ/あるいは 資材を安全に、効率よく動かすことができる。
• 通過アイル (passage aisles) は通常、きわめて狭く、 大柄な人が両手にスーツケースを持って通過するのに十分に広いが、2 名の人が並んで通過 できるほど広くはない。 通常、荷物がなくても、他の人を通すために、横に寄る必要がある。
• 倉庫のアイル (Warehouse aisles) は普通、 8 - 10 フィート (2.4 - 3 メーター) の幅があり、 機械的な積載装置の使用が可能である。
• 結婚式のアイル (wedding aisles) は十分に広く、 2 人が並んで快適に歩くことができ、 なお余地がある。 このようなアイルの幅は結婚式のレイアウトをデザインする人に任されている。
• 車両用アイル (vehicle aisle) は十分に広く、 指定された形式の車両が一方通行、あるいは双方向通行が可能である。 幅は、一般に、車両型式と他の変動要素に依存し、後者には駐車可能性の問題がある。

注意： 建物 -- 例えば貯蔵小屋 -- の間の空間は、 倉庫でアイル (aisle) と見なされるものと同等な幅があっても、アイル (aisle) とは見なされない。 アイル (aisle) を花嫁が 1 人で歩くことは、結婚式でも普通である。

建築ではアイル (aisle) は、もっと特別に、家屋の袖 (wing)、 あるいは大きな建物の側面の部分 (lateral division) である。 アイル (aisle) の最も初期の実例はローマ時代にさかのぼり、 バシリカ・ウルピア (Basilica Ulpia) (トロヤヌスのバシリカ (basilica of Trajan)) に見ることができ、 これは中央の領域の両側に二重アイル (double aisles) があった。 ローマのサン・ピエトロ大聖堂 (St. Peter's) には同じ個数がある。

イングランド、バース (bath) の バース・アビー (Bath Abbey) のアイル (aisle)、アイルには木製の椅子 (pews) が並び、ネイブの椅子は右のアーケード の向こうに見える。アイル (aisle) の 天井は扇形ヴォールト	大聖堂の平面図のネイブ・アイル (nave aisle) はピンクで、 アーケードの柱は黒い点	ゴシック大聖堂の内部立面図 ネイブから見る、ネイブ・アイル (nave-aisle) のアーケードは 強調表示

教会建築ではアイル (aisle、 yle あるいは alley とも呼ばれる) は、 もっと明確にネイブ (nave) の両側の通路のことで、 ネイブから柱列 (colonnades) -- 一列の柱 (pillars or columns) -- あるいはアーケードで分離されている。 時々、アイル (ailes) はトランセプト (transept) で停止するが、 しばしばアプス (apse) の周りに継続することがある。 アイル (aisles) は従って、 ネイブ・アイル (nave-aisles)、 トランセプト・アイル (transept-aisles) あるいは クワイヤ・アイル (choir-aisles) に分類される。 この周りに続くアイルの付いた半円形のクワイヤは、一連の礼拝堂への出入りを提供し、 シュヴェ (chevet) である。

ゴシック建築で、アイル (aile) の屋根はネイブ (naive) のものよりも低く、 光がクリアストーリーの窓から入ることを可能にしている。 ロマネスク建築では、しかしながら、屋根はほゞ同じ高さで、 アイルの屋根はネイブのものよりもわずかに低い。 ドイツでは、教会は、 アイルとネイブの屋根が同じ高さで、 -- 例えば ウィーンの 聖シュテファン大聖堂 (St. Stephen's, Vienna), ゾーストの Wiesenkirche (the Wiesenkirche at Soest), St. Martin's, Landshut, そして ミュンヘン (Munich) の the Frauenkirche (Church of Our Lady) -- これは Hallenkirchen と呼ばれる。

全体のデザインを議論する時に、建築歴史家はアイル (aisle) の 数に中央位置のネイブ (naive) を含める。 従って、元々のローマのサン・ピエトロ・バシリカ (St. Peter's Basilica)、 ミラノの大聖堂 (Milan Cathedral), アミアン大聖堂 (Amiens Cathedral), パリのノートル・ダム (Notre Dame de Paris) そして ソフィア (Sofia) の Alexander Nevsky Cathedral は、 すべて 5 つのアイル (aile) を持っていることになり、 ネイブの両側 (のそれぞれ) に 2 つの側方のアイル (aile) があることになる。 英国では、 大聖堂は一般に、両側にアイル (aisle) が 1 つだけで、 チチェスター大聖堂 (Chichester Cathedral), エルギン大聖堂 (Elgin Cathedral) そして St Mary Magdalene, Taunton は唯 3 つの例外である。

スーパーマーケットには、 2 つの形式のアイル (aisle、通路) があり、食料品通路 (food aisle) とチェックアウト通路 (checkout aisle) がある。 食料品通路 (food aisle) は商品が展示される場所である。 食料品通路 (food aisle) の最後には 頂上終端展示 (crown end display) があり、 ここでは利幅の大きな (high-margin) 商品が衝動買い (impulse-purchase) を目当てに陳列されている。

フィンランド、 セイナヨキ (Seinäjoki) のエプストリ・ショッピング・センター (Epstori) のショッピング・アイル	スーパーマーケットの ペット・フードとクリーニング のアイル (aisle)	スーパーマーケットの チェックアウト・アイル (checkout aisle)

食料品を主に売っていない小売店では、商品を陳列している通路 (aisle, アイル) は いっぱんに商品通路 (merchandise aisle)、あるいは 通路に陳列してある特別な商品で呼ばれる、 例えば、「園芸品通路」 (gardening aisle)、 「スポーツ用品通路」 (sports equipment aisle) 等と呼ばれる。

チェックアウト通路 (checkout aisles) にはレジ I(cash register) があり、ここで客は支払いをする。 店が売る商品の形式に関係なく、チェックアウト通路に沿って「衝動買い」 商品を展示するのが 普通で、例えば、冷たい飲み物、雑誌、キャンディ、そして電池がある。 これらは食料品通路と区別するために時々レーン (lane) と呼ばれる。

顧客の便宜のために、スーパーマーケットと小売店は通常、通路に番号を付け、 通路の番号と通路に展示されている商品の形式を表示する標識がある。

教会、法廷、立法府、そして会議場では、 個々の列、座席、あるいは部分 (section) を特定できるが、 通常は、アイル (aisle, 通路) の番号やアイル (aisle, 通路) に関する展示標識 (display sign) を割り当てない。

図書館は一般に幾つかの領域に分割されている：

• 貸出・返却デスク (circulation desk)
• コレクション、本がグループ分けしてある領域、例えば「子供のコレクション」 (Children's Collection)。 これは本棚、写本 (manuscript)、写真などを含むことがある。
• 書架 (stacks)、本が棚に載っている。
• 参考図書室 (reference room)、ここには貸出が限られた本が貯蔵されている。
• 閲覧室 (Public reading areas) には座席と机がある。

米国国会図書館 (US Library of Congress) の通路 (aisle) の付いた読書室

書架領域の本棚の列の間の空間はアイル (aisle, 通路) と呼ばれ、閲覧室の机はしばしば列に配置され、 アイル (aisle, 通路) がある。

計算機室は典型的には冷却効果とサーバーへの出入りのために、 熱いアイル (aisle, 通路)と冷たいアイル (aisle, 通路) に分割されている。

ウィキメディア (Wikimedia) のサーバー群の間のアイル (aisle, 通路)

映画、舞台劇 (stage play)、そして音楽コンサートは通常は 暗くした施設で上演され、聴衆が上演を見やすくしている。 このような施設の通路 (aisle) の端はより安全にするため、小さな照明の列がある。 照明はしばしば LED (light-emitting diodes) の列である、 というのは L\ED は耐久性があり、消費電力が少なく、 電圧が低く、 電気工事規定 (electrical codes) の対象ではないからである。 下向きに焦点を合わせた光のレベルを高くするために、 発行体 (luminary) と呼ばれる照明器具はしばしば、通路に面する座席の側面に 組み込まれている。

階段通路 (stair aisle) の 付いた大教室 (lecture hall) の劇場型式の椅子	青い椅子と灰色の通路 (aisle) の Qwest field の End Zone	座席の近景 (closer view)

スポーツ・スタジアムと野外劇場 (outdoor arena) にはしばしば幾つかの 型式の通路 (aisle) があり、これには催しのためのチケット購入通路、 メイン・イベント地区に入る通路、 座席に行くための通路がある。 スタジアムの座席は日常的に通路によって区域に分割される。 座席列は階段で出入りできる。 安全を奨励するために、通路は通常、通路の中央にある手すりで分割されている。

通路のある納屋の平面図 (floor plan) は通路のある教会のものに似ている。 しかしながら、農場建築のネイブは アイル (aisle, 通路) と呼ばれ、「3 つの通路がある納屋」 (three aisled barn) になる。 通路がある納屋は建物の妻壁 (gable) の端に大きな納屋の扉があり、中央通路 (aisle) に出入りでき、 これは駆動フロアー (drive floor) あるいは脱穀フロアー (threshing floor) としばしば呼ばれる。 側面の通路 (aisle) が同じ幅で納屋と対称となったり、 動物がいる通路が狭いことがあり、これは納屋の外から明らかである。 というのは、こうであれば、納屋の扉は中心をずれているからである。 柱 (post) の間で、通路に垂直な領域は、区画 (bay) と呼ばれる。 家畜小屋では、中央から離れた家畜通路 (stable aisle) があり、個々の仕切りが通路に面している。

イングランド、オクスフォードシャー (Oxfordshire) のシルトン納屋 (Shilton Barn) は 3 つの通路 (aisle) と 6 つの区画 (bay) がある。

階段の付いたバスの通路 (aisle)	ロンドン・ サークル線 の地下鉄列車 (tube train) の通路 (aisle) と解放された 車両間通路 (open gangways)

中央政府と地方政府の規制は、色々な建物の形式の通路 (aisles) の最小の幅を要求している。 規制機関 (regulatory agency) はしばしば、建物、車両などを検査して、通路の通過を阻害してはいけない規制 を守らせるようにしている。 検査官は例えば、箱や折り畳み椅子が通路 (aisle) に保管され、通過を邪魔したり、制限したりすれば、罰金を科している。 保険会社は安全検査を実施して、構内を検査し、 保険契約者が保険会社の補償要求に従っていることを決定したり、 障害が資産の損害に至る何らかの慣行を探し、 これには通路 (aisle) の通行を邪魔することが含まれる。 障害を持つアメリカ人法 (Americans with Disabilities Act) は、米国における新しい建物と重要な改装で、建物の出入りのある標準とこれ以外のデザインの配慮を設定した。 建築バリア (architectural barrier) とは建物の出入りと仕様を困難にしたり、不当に危険にしたり、 不可能にする造作である。 これに含まれる通路 (aisle) には細すぎて、車いすでの簡単な出入りができないものが含まれる。 しばしば、椅子、棚、仕事場等の列から、出口への唯一の道が通路 (aisle) である。 歴史的には、多くの死と深刻な負傷が火災、煙や有毒ガス等の吸入により起きたが、 これは閉鎖されたり、部分的に閉鎖された通路 (aisle) により、人々が直ちに危険な地域から 逃げることができなかったからである。

乗客を輸送する運送業者に適用され得る規則によれば、 航空機、バス、列車のような乗り物では通路 (aisle) は完全に開けておくことが必要である。 多くの保険会社は最小の通路幅、 制限されない通路 (aisle)、 出口への簡単な出入り に関する要求事項があり、 このような要求事項を満たさない会社と保険契約を結ぶことを拒否したり、 要求事項に頻繁に違反する会社の掛け金を増やす。