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Bucyrus-Erie - Wikipedia

原文には少し記述がおかしい部分があり、他の Wikipedia の記載を参考にして変更を加えた。

この項目を翻訳したのはビュサイラスがパナマ運河建設の蒸気ショベルを製造したメーカーの一つ (もう一つがマリオン) であることを確認するためでした。一応確認はとれましたが、パナマ運河の 建設に何台の蒸気ショベルを製造したのかははっきりしなくなりました。 Bucyrus は地名でグーグル・マップではビューサイラスとカナ表記していますが、 日本語の頁ではビュサイラスとカナ表記しているようなので、これにあわせました。

ビュサイラス・エリー (Bucyrus-Erie)

ビュサイラス・エリーは米国の地上用と地下用の鉱山装置の会社であり、 1880 年オハイオ州ビュサイラスで「ビュサイラス鋳造・製造会社」 (Bucyrus Foundry and Manufacturing Company) として設立された。 1893 年にはウィスコンシン州のサウス・ミルウォーキーに会社の本部を移動した。 1927 年にエリー蒸気ショベル会社と合併してビュサイラス・エリーを結成した。

1997 年にはビュサイラス・インターナショナル (Bucyrus International, Inc) と名称を変え、 88 億米ドルで キャタピラー (Caterpillar) に買収され、 2011 年 7 月 8 日に買収が完了した。 買収時にはビュサイラスの製品ラインには地上及び地下鉱山で使用される物質除去と物質処理の 幅広い製品が含まれていた。

  1. 歴史
  2. 製品
歴史
1880 年 - 1927 年

ビュサイラスは蒸気ショベルの初期の製造業者であり、 オハイオ州ビュサイラスにおける本部と製造施設で操業していた。 1893 年にビュサイラスは操業場所をウィスコンシンのサウス・ミルウォーキーに移動した。 1904 年にはビュサイラスはパナマ運河の掘削で使用された 102 台の 蒸気ショベルのうちで、 77 台を供給した。


パナマ運河で働くビュサイラス蒸気ショベル
訳注
  1. Google map： ビュサイラス
  2. 上ではパナマ運河の工事で 102 台の蒸気ショベルのうち、77 台がビュサイラス製としているが、 マリオン蒸気ショベル (ル・ロイ, ニューヨーク では マリオンの60 台の「モデル 91」がパナマ運河工事で使用されたと書かれており、若干数値が一致しない。 (77 + 60 > 102) 上の写真のビュサイラス社の蒸気ショベルと称するものは、 車輪が見えなく、まわりが水面のように見えます。 土砂の掘削と言うよりは浚渫をしているような気がします。 このような機械は本来の蒸気ショベルの用途に使用していないので 102 台の数に入らないのかもしれません。 マリオンの方も浚渫船や浚渫機を作っていたので事情は同じです。
1927 年 - 1980 年

会社は 1927 年にビュサイラス・エリーと名称を変更した。 このとき、当時国内で小さな掘削機の主要な製造業者である「エリー蒸気ショベル会社」 (Erie Stean Shovel Company) と合併した。

1930 年にビュサイラスはイングランドのラストンを拠点に持つ英国の会社ラストン・ホーンズビー (Ruston & Hornsby Ltd.) と合弁し、英国でラストン・ビュサイラスを設立した。 ラストン・ホーンズビーは 1874 年操業で、当時卓越した蒸気掘削機の製造業者であった。 合併により、ビュサイラスはそれ以前は利用可能でなかった世界市場にアクセスすることができた。

訳注
  1. 記述が不正確な部分があります。 ラストン・プロクター社 の操業は 1857 年で、この会社がラストン・ホーンズビーとなるのが 1918 年です。 但しラストン・プロクター社の記述もあまりはっきり しない部分があります。
  2. Ruston-Bucyrus によると、 ラストン・ビュサイラスは、ビュサイラスが操業権を持ち、 ラストン・ホーンズビーの掘削機製造部門がここに移転した。 当初はラストン・ホーンズビーの製品を製造していたが徐々にビュサイラス・エリー の製品を製造するようになった。 1985 年には会社の経営陣により、ラストン・ビュサイラスがビュサイラスから買収され、 ビュサイラスとの関連がなくなり、「R-B インターナショナル」と名称が変更された。
1980 年 - 2011 年

ビュサイラス・エリーは 1985 年にラストン・ビュサイラスの株式を売却した。 これは鉱山産業の不況と合併整理の時期にあたり、 生き延びるために非中核的事業から撤退したのである。

1993 年 2 月 22 日に、ビュサイラス・エリーは 倒産法第 11 章 (chapter 11) にもとづく倒産申請をし、 1994 年 12 月 14 日まで倒産保護のままであった。

1997 年に会社は現在の名称 ビュサイラス・インターナショナル (Bucyrus International, Inc) に なった。

ビュサイラスは何百もの鉱山機械も建造し、 建設機械も建造し、 マリオン・パワー・ショベルと激しい競争になった。 ビュサイラスは 1997 年にマリオン・パワー・ショベルを買収した。

2007 年 5 月 4 日に、 ドイツのリューネンに本拠をおき、地下鉱山装置の製造業者でである DBT グループの買収を 完了した。 これはドイツのヘルネ (Herne) に本拠を置く BAG コール・インターナショナル (BAG Coal International AG) から買収したものである。 ビュサイラスが DBT を買収したのは DBT の地下鉱山装置がビュサイラスの地上鉱山装置の補完を するからであった。

2010 年 2 月 1 日にテレックス・コーポレーション (Terex Corporation) の鉱山部門を 13 億米ドルで買収した。

2010 年 11 月 15 日にビュサイラスは キャタピラーに 86 億米ドルで買収されることに同意した。 キャタピラはサウス・ミルウォーキーのかってのビュサイラスの本部に新しい鉱山事業の 本部を創設することを発表した。 取引は 2011 年中頃に完了した。

ビュサイラス・エリーのクレーンの 知的財産権 (Intellectual Property Right) はスパロー・グループが獲得した。 スパロー・グループはテキサス州のヒューストンでクレーンの製造をしていた。

製品

ビュサイラスの所有する商標は：ビュサイラス、ビュサイラス・エリー、 マリオン、ランサム・レイピア (Ransome & Rapier) で、 OEM 部品を提供し、 上記の商標を持つ機械のサービスをしている。

歴史的製品