ラムスデンのグレート・セオドライト
現在は英国、ロンドンのサイエンス・ミュージアムにある
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Ramsden theodolite - Wikipedia
これは 18 世紀に円弧の 1 秒以内の精度で測量することができたセオドライトです。現代の精密セオドライトの先駆です。 19 世紀になるとドイツなどが、これに追随できるようになりますが、 18 世紀には英国の精密装置に対抗できる装置がどこにもなかった。 経度懸賞の波及効果であるようです。
ラムスデンのセオドライトは大きなセオドライトで、 英国南部で第一陸地測量部 (the first Ordnance Survey) で使用するために特別に製造されたものであり、 「グレート・セオドライト」とか「36 インチ・セオドライト」とも呼ばれる。
このセオドライトの製造はラムスデンに委任された。ラムスデンは ヨークシャー の第一級の計器製造業者であり、 円弧に目盛りを付けるための正確な デバイディング・エンジンを開発していた。 装置は円弧の 1 秒以内の精度があり、 製造するのに 3 年かかり、基部の円は 3 フィート (914 mm) であった。
完全測量 (訳注：英国全土の測量のこと) は、時々 「 英国の主要三角測量」(Principal Triangulation of Great Britain) とも 呼ばれ、ウィリアム・ロイ長官 (General William Roy, 1790 年に他界) が結集したチームによって 1791 年に開始した。 測量では新しいセオドライトを、特別に測量された基準線 (baseline) の上で使用した。この基準線は ロイによるロンドンとパリの間の正確な測量に基づいたものであった。
セオドライトの支持構造の痕跡が多くの年月を経た後も 人里離れた測量点で見ることができた。 このような場所には、英国のピーク・ディストリクト (Peak District, 峰地方) のソルジャース・ランプ (Soldier's Lump, 兵士の山) やブラック・ヒル (Black Hill, 黒峠) がある。
セオドライトは現在はロンドンの サイエンス・ミュージアムにある。
ラムスデンは 1786 年に 王立学会に選考され、 1795 年には彼の計器により、 コプリ・メダル を受賞し、 光学 (ラムスデンの接眼レンズ(eyepiece)) や 静電気学 (ラムスデンの機械) のような分野にも重要な貢献をした。
次がピーク・ディストリクト国立公園の位置。
ソルジャーズ・ランプはブラック・ヒルの頂上。 陸地測量部が測量した跡はウォーキング・ルートになっているようです。 次のページに見ることができる英文の地図の北部に Black Hill (Soldier's Lump) があります。
Walk routes of Interactive Ordnance Survey Explorer Map OL1