イリノイ準州 (Illinois Territory)

イリノイ準州は米国の組織化された編入領地 (organized incorporated territory) で、1809 年 3 月 1 日から 1818 年 12 月 3 日まで存在し、この時領地の南の部分がイリノイ州として連合国家 (Union) に受け入れられた。首都は以前のフランスのカスカスキア村 (Kaskaskia) であった。 (この村はなおイリノイ州の一部分である。) 領地の北半分は現代のウィスコンシン州 (Wisconsin) 及び現代のミネソタ州とミシガン州それぞれの一部分から構成され、ミシガン準州 (Territory of Michigan) の一部分になった。

この地区は、以前にはフランスの支配下でイリノイ・カントリー (Illinois Country) と呼ばれ、最初はフランス領カナダ (French Canada) の一部であり、次に南部がフランス領ルイジアナ (French Louisiana) の一部になった。英国は 1763 年のパリ条約で、フランスからミシシッピ川の東の領域の支配権を手に入れ、フレンチ・インディアン戦争が終了した。

アメリカ独立戦争の最中にジョージ・ロジャース・クラーク大佐 (Colonel George Rogers Clark) はバージニアのためにこの地区を獲得し、これによりイリノイ郡 (County of Illinois) が設立され、この地区に対して名目的な支配権を行使した。バージニアは後 (1784 年) にオハイオ川北の土地の領有権をほとんどすべて米国連邦政府に移譲した。

この地区は (1987 年 7 月 13 日から 1800 年 7 月 4 日まで) 米国の北西部領土 (Northwest Territory) の一部分となり、、次にインディアナ準州 (Indiana Territory) の一部分になった。 1809 年 2 月 3 日に、第 10 回米国議会 (Congress) は法律を通して、イリノイ準州 (Illinois Territory) を設置した。これは国会がミシシッピ川地区の住民からインディアナ準州 (Indiana Territory) の領土問題に参加する困難さの嘆願を受領した後のことであった。イリノイ州になった部分より北のイリノイ準州 (Illinois Territory) の部分は、 1818 年にミシガン準州 (Michigan Territory) に併合され、幾つかの行政的取り決めの後で、ミシガン州のアッパー半島 (Upper Peninsula) (1837 年)、ウィスコンシン州 (1848 年)、そしてミネソタ州の北の部分になった (1858 年)。

イリノイ準州は、元々、イリノイ州、ウィスコンシン州、ミネソタ州の東半分、ミシガン州のアッパー半島の西の部分になる土地を含んでいた。イリノイ州が州となる準備をする時に、領地の残りの領域はミシガン準州に配属された。

インディアナ準州 (Indiana Territory) で、ウォバッシュ川 (Wabash river) の西にある全ての部分、上記ウォバッシュ川とビンセンズ・(トレード) 基地 (Post Vincennes) から引いた直線で真っすぐ北に、米国とカナダの国境にまで至るもの

カスカスキア (kaskaskia) は準州の首都であった。 1810 年の国勢調査では、 12,282 名の人口があった。

1810 年の国勢調査では、イリノイ準州に 2 郡があり、次の人口数が報告された。

ニニアン・エドワーズ (Ninian Edwards) は準州の存続中に知事 (governor) を務めた。秘書は：

1818 年に、準州の南半分がイリノイ州として認められた。北半分は、現代のウィスコンシン州及び現代のミネソタ州とミシガン州の一部分で、ミシガン準州の一部分になった。

順位	郡	人口
1	ランドルフ (Randorph)	7,275
2	セント・クレア (St. Clair)	5,007
	イリノイ準州	12,282