以下の文書は以下の日本語訳です。

Abbey of Saint-Étienne, Caen - Wikipedia

サン・テティエンヌ修道院： Google map、

サン・テティエンヌ修道院はアベイ・オー・ゾム (Abbeye aux Hommes、男子修道院) とも呼ばれ、 アベイ・オー・ダム (Abbeye aux Damme、女子修道院) と対比され、 フランスのノルマンジー、カーンの昔のベネディクト修道院で、 聖ステファノ (Saint Stephen) に捧げられている。 これは 征服王ウィリアム (William the Conqueror) により 1063 年に設立され、 ノルマンジーの最も重要なロマネスク建築の 1 つである。

男子修道院

カーン城 (Caen Castle) の西にサン・テティエンヌ修道院、 東にサント・トリニテ修道院 (Abbey of Sainte-Trinité、 女子修道院のこと) を 同時に設立することは、 ノルマンジー公ウィリアム (William, Duke of Normandy、 まもなくイングランド王ウィリアム 1 世になる) と 教皇レオ 9 世 (Leo IX) の和解過程の直接の結果のように見える。 レオ (Leo) の禁止にもかかわらず、1049 年の後で、ウィリアムは従妹の フランダースのマティルダ (Matilda of Flanders) と結婚して教皇と仲たがいをした。 ベック修道院長 (Prior of Bec Abbey) の パヴィーアの ランフランク (Lanfrac of Pavia) は、 彼自身、その結婚に関して懸念を表明したが、レオ (Leo) の許しを得るためにウィリアムのために行動した。 これが成功したためランフランク (Lanfranc) はサン・テティエンヌの修道院長 (abbot) に任命された。

ウィリアムの妻のマティルダは 1083 年に亡くなり、女子修道院に埋葬された。 ルーアンにおける 1087 年の彼自身の死後、ウィリアム王の遺体はカーンに送付され、 彼の望みでサン・テティエンヌに埋葬されることになった。 葬式にはノルマンジーの司教達、修道院長達、さらには子息のヘンリー (Henry) は当然のことながら列席したが、 一人のカーン市民によって妨害され、申し立てられたことは彼の家族が違法に土地を略奪され、 この上に教会が建設されたことであった。 急いで協議して、申し立てが正しいことがわかり、この人が補償された。 遺体を墓まで下ろした時に更なる品位の失墜があった。 遺体は余地には大きすぎ、付き添いのものが遺体を墓に無理やり入れた時に、これが破裂し、 教会中に不愉快なにおいをまき散らした。

ウィリアムの墓は 1087 年以来、何度も乱され、 最初は 1522 年で、この時は教皇の命令で墓が開かれた。 この時は、無傷の遺体がそのまま墓に戻された。 1562 年に、 フランス宗教戦争 (French Wars of Religion) の最中に、 墓が再び開かれ、 黒い大理石の元々の墓石 -- 女子修道院のマティルダのものと同様なもの -- が破壊された。 ウィリアムの骨はバラまかれて失われ、腿の骨のみが残った。 この唯一の遺骨が 1642 年に新しい墓標で再度埋葬され、100 年後にもっと入念なモニュメントで交換された。 この墓は再びフランス革命の時に破壊されたが、これはまもなく現在の白い大理石の 19 世紀初頭の墓標で交換された。

征服王ウィリアムの墓

修道院はカーンの石で建設されることになり、建設は 1066 年に開始した。 11 世紀の何十年もの間に、サン・テティエンヌと姉妹建築のサンテ・トリニテの間には 相互に実りある競争があった。

1120 年頃に両方の教会に追加された重要な造作は リブ・ヴォールトであり、 フランスで始めて使用された。 2 つの修道院教会はゴシック様式の先駆と思われた。 元々のロマネスク様式の アプス (apse, 後陣) は 1166 年に初期ゴシック様式の シュヴェ (cheve) -- ローズ窓 (rosette window) とフライイング・バットレスが完備 -- で交換された。 9 基の塔と尖塔が 13 世紀に追加された。 内部のヴォールトは類似の発展を示し、 ネイブの初期の 6 分割ヴォールト (円形リブを使用) で開始し、 聖域の 4 分割ヴォールト (尖りリブを使用) に前進した。

サン・テティエンヌの内部

宗教戦争 (Wars of Religion) の結果、 教会の中央の高いランタン塔が崩壊し、再建されなかった。

ベネディクト修道院はフランス革命の最中に弾圧され、 修道院教会は教区教会になった。

1804 年から 1961 年の間、修道院の建物は名声のある高校リセ・マレーブ (Lycée Malherbe) を収容した。 ノルマンジー上陸 (Normandy Landings) の最中に、 カーンの住民は教会に避難した；　 屋上にはシートに血で描いた十字があり、(爆撃を避けるために) 病院であることを示した。