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Southwest Territory - Wikipedia

オハイオ川の南側の領土 (Territory South of the River Ohio) は 一般に南西部領土 (Southwest Territory) と呼ばれ、 これは米国の組織化された編入領地 (organized incorporated territory of the United States) で、 1790 年 5 月 26 日から 1796 年 6 月 1 日まで存在し、 最後はテネシー州として米国に受け入れられた。 南西部領土はノース・カロライナ (North Carolina) によって米国連邦政府に移譲された ワシントン地区 (Washington District) の土地から南西部布告 (Southwest Ordinance) により作られた。 領土の唯一人の知事 (governor) は ウィリアム・ブラウント (William Blount) であった。

南西部領土の設立はノース・カロライナのアパラチア越え (trans-Appalachian) の 住民が分離した政治的実体 (political entity) -- 最初はワトーガ連合 (Watauga Association, /wəˈtɔːɡə/)、次には失敗した フランクリン国 (State of Franklin) -- を形成するための一連の努力に引き続くものであった。 ノース・カロライナはこれらの土地を 1790 年に連邦政府への債務として委譲した。 領土の住民はこの移譲を歓迎し、連邦政府がインディアンからの敵意からよりよい保護を提供すると信じた。 しかしながら、連邦政府は領土にはほとんど比較的注意を払うことがなく、 住民の完全な州になる望みを増加した。

ブラウント (Blount) と共に、テネシー初期の歴史で顕著な役割を演じた何人かの人間は、南西部領土の統治の 任にあたった。 これらに含まれたのは： ジョン・セビア (John Sevier), ジェームス・ロバートソン (James Robertson), グリフィス・ラザフォード (Griffith Rutherford), ジェームス・ウィンチェスター (James Winchester), アーチボルド・ローン (Archibald Roane), ジョン・マクネアリー (John McNairy), ジョセフ・マクミン (Joseph McMinn) そして アンドルー・ジャクソン (Andrew Jackson) であった。

旗

植民地時代に、南西部領土 (Southwest Territory) となる土地はノース・カロライナの土地権利証 (land patent) の一部分であった。 ブルー・リッジ山脈 (Blue Ridge Mountains) は、 現代のテネシー州 / ノース・カロライナ州の境界に沿ってそびえ、 ノース・カロライナがこの領土で何らかの継続する利益を追求することを 妨げた。 始めは、トレード、政治的利益 (political interest) 及び開拓の 大半がバージニアとサウス・カロライナから来た、 もっとも 世直しの戦争 (Regulator War) からの難民は 1770 年代始めにノース・カロライナから到来した。

ワトーガ連合 (Watauga Association) は今日のテネシー州 エリザベストン (Elizabethton) のワトーガ川 (Watauga River, /wəˈtɔːɡə/) 沿いに 住んでいた辺境開拓者 (frontier settlers) によって 1772 年に作られた半自治的な政府であった。 植民地は チェロキー族 (Cherokee) が所有する土地で設立され、 ここでワトーガ川 (Watauga) とノリチャッキー川 (Nolichucky) の開拓者はインディアンと直接 10 年のリースを交渉した。 ワトーガ砦 (Fort Watauga) は開拓地のトレード・センターとしてシカモア・ショールズ (Sycamore Shoals, シカモア浅瀬) のワトーガ川 (Watauga River) 沿いに 設置された。

訳注

トランシルバニア・パーチェスとシカモア・ ショールズからのウィルダネス・ロード (赤)	ワトーガ川	ノリチャッキー川

1775 年 3 月に、土地の投機師かつノース・カロライナの裁判官 (judge) である リチャード・ヘンダーソン (Richard Henderson) は 1200 名以上のチェロキー族 (Cherokee) とシカモア・ショールズ (Sycamore Shoals) で会合した。 集会には チェロキー族 (Cherokee) の指導者が含まれ、例えば アタクラクラ (Attacullaculla), オコノストタ (Oconostota), そして ドラッギング・カヌー (Dragging Canoe) がいた。 この会合の結果、シカモア・ショールズの条約 ("Treay of Sycamore Shoals") になり、これでヘンダーソン (Henderson) はチェロキー族 (Cherokee) から、 オハイオ川の南にある土地で、 カンバーランド川 (Cumberland River)、 カンバーランド山脈 (Cumberland Mountains)、そして ケンタッキー川 (Kentucky River) の間にあるものを全て買収した。 この土地は、およそ 2000 万エーカー (80,000 km²) を含み、 トランシルバニア・パーチェス (Transylvania Purchase、トランシルバニア買収) と呼ばれた。 ヘンダーソン (Henderson) の土地取引が違反することがわかっていたのは： ノース・カロライナとバージニアの法律、 更には 1763 年の王室布告 (Royal Proclamation) に対してであり、 後者はアメリカ・インディアンの土地を個人が購入することを禁止していた。

ノース・カロライナとバージニアはどちらもアパラチア越えの開拓を違法と考え、 これらと併合することを拒否した。 にもかかわらず、1776 年のアメリカ独立戦争が始まって、開拓者は愛国的理由を熱烈に支援し、自分たちを 組織してワシントン地区 ("Washington District") とし、安全委員会を形成してこれを統治した。 1776 年 7 月に、ドラッギング・カヌー (Dragging Canoe) とチェロキー族の派閥 (のちにチカモーガ (Chickamauga) と呼ばれた) は トランシルバニア・パーチェス (Transylvania Purchase) に反対して、 英国側について、ワトーガ (Watauga) 開拓地の侵入を手掛け、 現代のエリザベストン (Elizabethton) のワトーガ砦 (Fort Watauga) と 現代のキングストン (Kingsport) の近くのイートンの基地 (Eaton's Station) を標的にした。 開拓者が攻撃を阻止してから、ノース・カロライナは開拓地をワシントン地区 (Washington District) として併合することに同意した。

1780 年 9 月に、アパラチア越え開拓者の大きなグループが、 ウィリアム・キャンベル (William Campbell)、 ジョン・セビア (John Sevier) そして アイザック・シェルビー (Isaac Shelby) によって統率されて、 辺境開拓地を攻撃する英国の脅威に呼応して、 シカモア・ショールズ (Sycamore Shoals) に集まった。 開拓者たちは、オーバーマウンテン・メン (Overmountain Men、山越え男) と呼ばれ、山脈を横断して、 サウス・カロライナに行進し、ここで彼らはパトリック・ファーガソン (Patrick Ferguson) が率いる国王軍と交戦し、 キングス・マウンテンの戦い (Battle of Kings Mountain) で打ち破った。 オーバーマウンテン・メン (Overmountain Men) は マスグローブ・ミルの戦い (Battle of Musgrove Mill) と カウペンズの戦い (Battle of Cowpens) にも加わった。

1784 年、ノース・カロライナは激しい論争になった投票で、 山越え開拓地 (Overmountain settlement) の支配を引き受けた。 これはこの年のその後に撤廃されたが、 開拓者のあるもの達が フランクリン国 (State of Franklin) を組織する前ではなかった、これは国 (State) の地位を求めた。 ジョン・セビア (John Sevier) が知事 (governor) に命名され、 この地域は 連合議会 (Congress of the Confederation) により認められていない独立の国 (state) として活動を始めた。 多くの山越え開拓者はジョン・ティプトン (John Tipton) に統率されて、 ノース・カロライナに忠誠で、しばしばフランクリン主義者 (Franklinites) と言い争いになった。 1788 年初めにフランクリンの戦い (Battle of Franklin) でティプトン (Tipton) によってセビア (Sevier) が打破されてから フランクリン国 (State of Franklin) の運動が退潮した。 フランクリン主義者は 1789 年初めまでにノース・カロライナに再結合することに同意した。

ノース・カロライナは 1789 年 11 月 21 日に米国憲法を批准した。 12 月 22 日に、州議会は新しい連邦政府への債務の支払いとして山越え開拓地を移譲することを投票した。 議会は 1790 年 4 月 2 日の最初の集会 (session) で移譲を受理し、 この時、議会は 『ノース・カロライナ州の西部領土のある地区の領有権の委譲を受理する法律』を通した。 1790 年 5 月 26 日に、 議会は最初の集会で通した法律は 『オハイオ川南の米国領地』で、 これは後世の小規模な境界の変更を除外して、 現代のテネシー州を構成していた。 しかしながら、新しい領土の大半はインディアンの支配下にあり、 領土の管理は初めは 2 つの連結していない地区にわたっていた、 これは現在のテネシー州北東のワシントン地区 (Washington District) と ナッシュビル (Nashville) の近くのメロ地区 (Mero District) であった。 法律は、領土知事の仕事を 南部門インディアン業務監督 (Superintendent of Indian Affairs for the Southern Department) の仕事と融合した。

ロウ (Low) の地図 『ケンタッキー州と隣接する領土』 南西部領土は、まだ西テネシーを含んでおらず、これは またインディアンの支配下にあった。 ロウ (Low) の百科事典から。

新しい領土は 北西部布告 (Northwest Ordinance) と基本的に同じ条項で統治され、 これは (Ordinance) はオハイオ川の 北西部領土の創設のために制定された 1787 年の法律であった。 しかしながら、奴隷制を非合法化する北西部布告の条項は南西部領土には適用されなかった。 統治の規則と共に、布告 (Ordinance) は領土が連合国家 (Union) に受け入れられるために取る段階を概説していた。 最初の段階は領土政府の組織に関連した。 次の段階は、領土が少なくとも 5000 名の成人男性 (の人口) に達したときに実施され、 領土の議会を組織することになり、 選挙で選ばれた下院 (popularly elected lower chamber) と 大統領により任命された上院 (upper house) であった。 最終段階は、領土が少なくとも 60,000 名の人口に達したときに実施され、 州の憲法が制定されて州政府を選ぶことになった。 この時、領土は連合国家に受け入れられことになる。

何人かの候補者が新しい領土の知事として提示された。 ウィリアム・ブラウント (William Blount、1749 年 - 1800 年) は 憲法会議の代表 (Constitutional Convention delegate) 且つ、以前の (ノース・カロライナの) 州議員であり、 西部開拓者の主張を擁護し、キーになるノース・カロライナの政治家、例えば ヒュー・ウィリアムソン (Hugh Williamson), ティモシー・ブラッドワース (Timothy Bloodworth), ジョン B. アッシュ (John B. Ashe) そして ベンジャミン・ホーキンズ (Benjamin Hawkins) により支援された。 ブラウント (Blount) は積極的な土地の投機師で、新しい領土に広範囲の土地を所有していた。 バージニアの パトリック・ヘンリー (Patrick Henry) は彼の友人である ジョセフ・マーティン将軍 (General Joseph Martin) を知事にすることを呼びかけた。 元フランクリン主義者 (Franklinites) であった小グループがジョン・セビア (John Sevier) を 任命するためにグリーンビル (Greenville) で招集された。

1790 年 6 月 8 日に、 ジョージ・ワシントン大統領は ブラウント (Blount) を新しい領土の知事に選んだ。 更にワシントンが選任したのは： 領土書記の ダニエル・スミス (Daniel Smith,1748 年 - 1818 年) と 3 人の領土の裁判官のうち 2 名 -- ジョン・マクネアリー (John McNairy) とデイビッド・キャンベル (David Campbell) -- であった。 ( ジョセフ・アンダーソン (Joseph Anderson) もまもなく 3 人目の裁判官として任命された。) ジョン・セビア (John Sevier) はワシントン地区 (Washington District) の民兵准将 (brigadier general) に任命され、 ジェームス・ロバートソン (James Robertson) はメロ地区 (Mero District) の民兵准将に任命された。

1790 年 9 月に、 ブラウント (Blount) は マウント・バーノン (Mount Vernon) の ワシントン を訪問し、 最高裁裁判官の ジェームス・アイアデル (James Iredell) に就任の宣誓をした。 次に彼は新しい領地に移動し、そこでロッキー・マウント (Rocky Mount) に一時的な首都を設置した、 ここは サリバン郡 (Sullivan County) のウィリアム・コブ (William Cobb) の家であった。 彼はノース・カロライナの出版業者であるジョージ・ロールストン (George Roulstone) を採用して、 新聞のノックスビル・ギャゼット紙 (Knoxville Gazette) を創設させ、これは初めはロジャーズビル (Rogersville) で出版した。 彼は 10 月と 11 月の大半で、低レベルの行政ポストと軍のポストの任命を発令した。 12 月に彼はインディアン領地を横断する危険な旅行をしてメロ地区 (Mero District) に向かい、 ここで同様に任命を発令し、年末までにロッキー・マウント (Rocky Mount) に戻った。

ブラウント (Blount) は初めは領土の恒久的な首都をクリンチ川 (Clinch) と テネシー川の合流点 (現代のキングストン (Kingston) の近く) に 設立することを望んだ。 ここには彼は広大な土地の領有権があった、 しかしながらチェロキー族を確信させて、これらの土地の所有権を放棄させることができなかった。 従って、彼はジェームス・ホワイト (James White) の砦を選んだ。ここは テネシー川の更に上流の前哨基地 (outpost) であった。 1791 年に、ホワイト (White) の義理の子息であるチャールズ・マックラング (Charles McClung) は新しい市の図面を作り、 区画がこの年の 10 月に売却された。 ブラウント (Blount) は新しい市を戦争省 (War Department) における彼の上司の ヘンリー・ノックス (Henry Knox) に ちなんで、 ノックスビル ("Knoxville") と命名した。

1790 年の米国国勢調査で、南西部領土 (Southwest Territory) の 7 郡は次の人口があった。

南西部領土の住民は初めは連邦政府の支配を歓迎した。東の敵対するインディアンに対して、 ノース・カロライナの遠くの政府よりも、連邦政府は 良好な防衛を提供すると信じたからである。 しかしながら、連邦政府は昔の北西部領土 ("old Northwest Territory") の危機的な仕事にすでにもっと焦点を合わせていた。 オールド・サウス・ウェスト ("Old Southwest"、[訳注：南西部領土より広い場所を指す]) の大半の土地はなおインディアンの土地か、あるいは すでに土地投機師あるいは開拓者により領有権が主張され、土地の売却により手に入る資金がなかった。 ワシントン大統領は布告 (proclamation) を公布し、 (インディアンとの境界を設定した) ホープウェルの条約 (Treaty of Hopewell) に違反することを禁止した。 戦争大臣 (Secretary of War) であるノックス (Knox) は開拓者がインディアンの土地に違法に侵入することをしばしば非難した。 ブラウント (Blount) は怒った辺境開拓者をなだめることと、 連邦政府の上司をなだめることの間で、常に引き裂かれていた。

1791 年の夏に、ブラウント (Blount) はチェロキー族と将来の ノックスビル (Knoxville) の場所でホルトンの条約 (Treaty of Holton) を交渉した。 条約によりフレンチ・ブロード川 (French Broad River) の南の土地で、 リトル川 (Little River) とリトル・テネシー川 (Little Tennessee River) の間の分水嶺の東 (基本的には現代の コック郡 (Cocke)、 セビア郡 (Sevier)、 ブラウント郡 (Blount)) が米国の支配下になり、 ワシントン地区 (Washington district) とメロ地区 (Mero district) の間の道路を領土が使用することが保証され、 更には テネシー川の使用が保証された。 翌年、 ブラウント (Blount) は、 現在のウェスト・テネシー (West Tennessee) を支配する チカソー (Chickasaw, /ˈtʃɪkəsɔː/) と土地の境界をはっきりさせる合意を交渉した。

訳注

リトル・テネシー川の集水域	リトル川の集水域	フレンチ・ブロード川の集水域

ハワード・パイル (Howard Pyle) の絵、斥候が ノックスビル (Knoxville) の住民に 敵対するインディアンの軍隊が近づいていることを警告、1793 年

このような合意にもかかわらず、開拓者のインディアンの土地への継続した侵入により、 報復が引き起こされ、主に敵対するチカモーガ・チェロキー族 (Chickamauga Cherokee) と クリーク族 (Creek) によりもたらされた。 スペイン人は、メキシコ湾沿いのフロリダを支配し、 独立戦争が終了して 15 年たっても、なお米国の南の境界に異議を唱え、 南部の部族をけしかけて武装させていた。 このような攻撃は 1792 年と 1793 年を通じて持続し、 メロ (Mero) 開拓地が敵意の矛先を向けられていた。 現代のヘンダーソンビル (Hendersonville) のジーグラーの基地 (Ziegler's Station) は破壊され、 ナッシュビル (Nashville) の近くのブカーナンの基地 (Buchanan's Station) で大規模な侵略を阻止するために結集しなければならなかった。 辺境の人々 (frontiersmen) の増大する焦燥にもかかわらず戦争大臣、(Secretary of War) であるノックス (Knox) はインディアンの領土の侵略を 認可することを拒否した。

1793 年 9 月に、ブラウント (Blount) がフィラデルフィアに行っている間に、 チェロキー族の侵入者の大グループが ノックスビル (Knoxville) 西のキャベットの基地 (Cavet's Station) を侵略し、 ノックスビル (Knoxville) に行進する計画をしていたが、部族長の間の仲間割れにより解散した。 領土書記のダニエル・スミス (Daniel Smith) はブラウント (Blount) の留守中の知事代理であったが、 民兵を招集してチェロキー族の領土への侵略を命令した。 民兵の将軍であるセビア (Sevier) は民兵を南に引き連れ、幾つかのチカモーガ (Chickamauga) の村を破壊した。 ブラウント (Blount) はスミス (Smith) の決定を支持したが、侵略はノックス (Knox) を怒らせ、 彼は民兵への支払いを支給することを拒否した。 1794 年 9 月、ロバートソン (Robertson) はノックス (Knox) からの許可なしに、ジェームス・オア (James Ore) の配下のアメリカ騎兵隊を派遣して、 チカモーガ (Chickamauga) の町であるニッカジャック (Nickajack) とランニング・ウォーター (Running Water) を破壊した。 ロバートソン (Robertson) はすぐ後で、准将を辞職した。

1794 年 8 月の フォールン・ティンバースの戦い (Battle of Fallen Timbers) の北方部族の敗北、 ニッカジャック (Nickajack) とランニング・ウォーター (Running Water) の破壊、 そして米国とスペインのあいだの国境紛争の解決、 により敵対的なインディアンの攻撃が減少した。 1794 年 11 月にブラウント (Blount) は ノックスビル (Knoxville) 南の連邦の前哨基地 (outpost) であるテリコ小要塞 (Tellico Blockhouse) で チェロキー族 / アメリカの戦争終了を交渉した。

1791 年夏の国勢調査で領土の人口は 35,691 人であった。 6,271 名の自由人の白人成人男子がおり、領土が議会を組織するのに必要な 5000 名よりも多かった。 しかしながら、 ブラウント (Blount) は選挙のために 1793 年まで待った。 領土の下院 (House of Representatives (the lower chamber of the legislature)) は 1793 年 12 月に 選ばれ、最初の下院の会議は 1794 年 2 月 24 日に開催された。 議員は領土評議会 (上院) を任命するために 10 名を推薦し、この中の 5 名 -- グリフィス・ラザフォード (Griffith Rutherford), ジョン・セビア (John Sevier), ジェームス・ウィンチェスター (James Winchester), ストックリー・ドネルソン (Stockley Donelson) そして パーミナス・テイラー (Parmenas Taylor) -- がワシントン大統領により、まもなく任命された。 ラザフォード (Rutherford) は評議会の座長 (president) に選ばれた。

書記の ダニエル・スミス (Daniel Smith) の "テネシー州の地図" (1796 年)

議会 (assembly) は 1794 年 8 月に招集され、完全な州を達成するために取るべき次の段階を呼び求めた。 議会はジェームス・ホワイト博士 (Dr. James White) (ノックスビル (Knoxville) の創始者と混同してはならない) を合衆国議会 (Congress) の 投票権を持たない代表として任命し、南西部領土がこの権力を利用する最初の米国領土の 1 つになった。 議会 (assembly) の特別会期 (special session) が 1795 年 6 月 25 日に開催され、 翌日に国勢調査を実施して、人口が州になるために必要な 60,000 名に達しているかどうかを決定することになった。 国勢調査で、77,262 名の住民がいることがわかった。

国勢調査の後で、領土は迅速に行動して、州政府を作ることになった。 1795 年 12 月に、郡は州の憲法会議 (state constitutional convention) の代表を選んだ。 名称のテネシー (Tennessee) は書記 (Secretrary) のスミス (Smith) が 『テネシー政府の短い説明』 (Short Description of the Tennassee Government) を出版した 1793 年 依頼普通に使用されていたが、 これを州の新しい名称に選択した。

北西部布告 (Northwest Ordinance) は連合国家に完全に受け入れられるための州が取る最終段階はあいまいであった。 そこでテネシーの指導者はさらに進んで州政府を組織した。 ジョン・セビア (John Sevier) は知事に選出され、テネシー議員総会 (Tennessee General Assembly) が 1796 年 3 月に招集され、 ブラウント (Blount) が国務長官 (Secretary of State) の ティモシー・ピッカーリング (Timothy Pickering) に領土政府が終了したことを通知した。 州憲法の写しが、将来の知事であるジョセフ・マクミン (Joseph McMinn) により、ピッカーリング (Pickering) に届けられた。 ブラウント (Blount) とウィリアム・コック (William Cocke) は州の米国上院議員として選ばれ、 アンドルー・ジャクソン (Andrew Jackson) が下院議員として 選挙で選ばれた。 南西部領土は連合国家 (Union) に加わることを嘆願した 最初の連邦領土であったため、どのように進行するのかに関して国会 (Congress) の中に混乱があった。 にもかかわらず、テネシーは 1796 年 6 月 1 日に 16 番目の州として連合国家 (Uniion) に受け入れられた。

南西部領土の統治は国会法 (an act of Congress) である 『オハイオ川南の米国領土政府の法律』 ("An Act for the Government of the Territory of the United States, South of the River Ohio"、南西部布告 (Southwest Ordinance) の下においてであり、これは 1790 年 5 月 26 日に通過した。 この法律は基本的には、 以前の北西部布告を映し出したものであり、キーになる違いは奴隷制にあった。 北西部布告では禁止され南西部布告ではそうではなかった。 どちらの布告も提供したものは： 宗教の自由、 契約の神聖さ (sanctity of contracts)、 法的な長男相続権 (legan primogeniture) の禁止、 そして学校設置の奨励、 そしてインディアンの自由に対する敬意であった。

領土の最高権力は知事に属し、 彼は米国大統領により任命された。 知事は書記に支援され、 彼も大統領によって任命された。 立法権は上下二院の領土議会 (territorial assembly) に属し、 これは下院 (House of Representative (lower chamber)) と 領土評議会 (上院) (Territorial Council (upper chamber)) から構成されていた。 下院議員は選挙で選ばれ、一方、評議員は大統領により任命された。 司法権は大統領により任命された 3 名の裁判官に属していた。 領土民兵の准将 (brigadier general) も大統領に任命された。 下級管理職、下級司法職、下級軍事職は知事により任命された。

南西部領土の知事は領土で最高権力を持っていた。 知事ができることは、法令の布告 (decree ordinance)、 新しい法律の提案と制定、 町と郡を作り、 弁護士を認可した。 領土議会は立法権を持っていたが、 知事はすべての提案された法律に拒否権を持っていた。 知事は下級領土行政職を任命する権利があり、 これには 司法長官 (attorney general)、 治安判事 (justice of the peace)、 登記係 (register)、 裁判所書記官 (court clark) が 含まれた。 知事は大統領に准将の候補者を推薦し、 民兵の下級将校を任命した。 知事は 南部門インディアン業務監督 (Superintendent of Indian Affairs for the Southern Department) -- 南方部族に対する連邦政府の外交官の長 -- としての役目も果たした。 知事になるためには、 少なくとも 1000 エーカー (400 ヘクタール) の土地を領土に所有しなければならなかった。 ウィリアム・ブラウント (William Blount, 1749 年 - 1800 年) は領土の存続中に、南西部領土 (Southeast Territory) の知事として任についていた。

南西部領土の書記は領土の公式の記録係 (record-keeper) であった。 書記は知事の留守中、あるいは動けなくなった時 (incapacitated) の知事代理としての役目があった。 書記になるには、領土に少なくとも 500 エーカー (200 ヘクタール) の土地を所有しなければならなかった。 ダニエル・スミス (Daniel Smith, 1248 年 - 1818 年) は領土の存続中に書記として任についていた。

南西部領土における立法権は始めは知事に属し、 彼は新しい法律に関して 3 人の領土の裁判官と相談した。 白人男子の領土の人口が 5000 名に達すると、 領土は立法議会 (legislative assemply、議会の招集権は知事に帰属) を 形成できた。 議会を構成できたのは： 上院である領土評議会 (territorial Council、 この役割は州の上院 (state senate) に類似) と 下院 (lower chamber、the House of Representative) であった。 議会は新しい法律を提案できたが、知事はどのような法案も拒否することが できた。 上院議員になるためには領土の土地を少なくとも 500 エーカー (200 ヘクタール) 所有しなければならなかった。

1790 年の南西部領土

領土の下院 (House of Representative) は選挙で選ばれた 13 名の議員から 構成されていた。 これらの議員は自分たちの中から議長を選んだ。 下院は 1794 年 2 月 24 日に、ノックスビル (Knoxville) で始めて招集された。 この構成議員は： ジョン・ティプトン (John Tipton, ワシントン郡 (Washington)), ジョージ・ラトリッジ (George Rutledge, サリバン郡 (Sullivan)), ジョセフ・ハーディン (Joseph Hardin, グリーン郡 (Greene)), ウィリアム・コック (William Cocke, ホーキンズ郡 (Hawkins)), ジョセフ・マクミン (Joseph McMinn, ホーキンズ郡 (Hawkins)), アレグザンダー・ケリー (Alexander Kelly, ノックス郡 (Knox)), ジョン・ビアード (John Beard, ノックス郡 (Knox)), サミュエル・ウィアー (Samuel Wear, ジェファーソン郡 (Jefferson)), ジョージ・ドーアティ (George Doharty, ジェファーソン郡 (Jefferson)), デイビッド・ウィルソン (David Wilson, サムナー郡 (Sumner)), ジェームス・ホワイト博士 (Dr. James White, デイビッドソン郡 (Davidson)) そして ジェームス・フォード (James Ford, テネシー郡 (Tennessee County)) であった。 サムナー郡 (Sumner County) のウィルソン (Wilson) は 1794 年から 1795 年まで議長を務め、 グリーン郡 (Greene County) のハーディン (Hardin) は 1795 年から 1796 年まで議長を務めた。 ホプキンズ・レイシー (Hopkins Lacy) は選挙で選ばれた事務官 (clerk) であった。

領土評議会のメンバーは領土下院 (territorial House of Representative) が提出した 候補者のリストから大統領により任命された。 1794 年 2 月の最初の会期で、下院は評議員 (council) の 10 名の候補者を提出した： ジェームス・ウィンチェスター (James Winchester), ウィリアム・フォート (William Fort), ストックリー・ドネルソン (Stockley Donelson), リチャード・ガモン (Richard Gammon), デイビッド・ラッセル (David Russell), ジョン・セビア (John Sevier), アダム・ミーク (Adam Meek), ジョン・アデア (John Adair), グリフィス・ラザフォード (Griffith Rutherford) そして パーミナス・テイラー (Parmenas Taylor) であった。 このリストから、ワシントン大統領が任命したのは： ウィンチェスター (Winchester), ドネルソン (Donelson), セビア (Sevier), ラザフォード (Rutherford) そして テイラー (Taylor) であった。 ラザフォード (Rutherford) は評議会の長 (president) に選ばれた。 (長 (president) は議長 (speaker) と類似の役割)

北西部布告 (Northwest Ordinance) によって、領土議会は米国議会 (United States Congress) への 代表を選ぶことが可能である。 この代表は立法で議員 (Congressmen) と相談することができるが、 投票権がない。 1794 年に、南西領土の議会はジェームス・ホワイト博士 (Dr. James White) を投票権のない議会への代表に選んだ。 南西領土はこの権力を行使した最初の米国領土で、議会におけるホワイト (White) の努力は 将来の領土代表の前例になった。

領土の最高の司法権は 3 人の裁判官にあり、各裁判官は大統領によって任命されている。 知事 (governor) が選んだのは： 裁判所書記官 (court clerks), 司法長官 (attorneys general) そして下級司法官 (lower judicial offices), 更には治安判事 (justices of the peace) であった。 司法権と共に、裁判官は新しい法律で、知事と相談することができた。 もっとも知事はどのような提案された法律でも、最終的な拒否権を持っていた。 裁判官になるには、領土内に少なくとも 500 エーカー (200 ヘクタール) の土地を所有する必要があった。 1790 年にワシントン大統領に任命された裁判官は： ジョン・マクネアリー (John McNairy, 1762 年 – 1837 年), デイビッド・キャンベル (David Campbell, 1750 年 – 1812 年), そして ジョセフ・アンダーソン (Joseph Anderson, 1757–1837) であった。 ブラウント (Blount) が任命したのは： フランシス・アレグザンダー・ラムセー (Francis Alexander Ramsey) をワシントン地区 (Washington District) の 上級裁判所 (superior court of law) の事務官 (clerk)、 アンドルー・ラッセル (Andrew Russell) をワシントン地区 (Washington District) の衡平裁判所 (court of equity) の事務官 (clerk)、 デイビッド・アリソン (David Allison) をメロ (Mero) の上級裁判所 (superior court of law) の事務官 (clerk)、 そして ジョセフ・シットグリーブス (Joseph Sitgreaves) をメロ (Mero) の衡平裁判所 (court of equity) の事務官 (clerk) であった。

南西部領土の法廷は政府の他の部門よりは、より高くみなされていた。 辺境の人々は紛争を決着するために、何年もの間、郡の法廷に依存し、 知事に任命された時に、ブラウント (Blount) は既存の郡の法廷をそのままにした。 これらの法廷は決定をするときに一般に昔のノース・カロライナの法律に従い、 ジェームス・アイアデル (James Iredell) の 「ノース・カロライナの法の補正」 (Revisal of the Laws of North Carolina) (1791 年) にひどく依存した。 刑事訴訟と民事訴訟と共に、 法廷が責任を負っていたのは： 渡し船の免許、居酒屋の規制、公的製粉所の指定であった。 法廷は公共事業 (internal improvement) と貧困者の救済のための 資金援助を時々言い渡した。 郡保安官 (county sheriff) は税金を集めることに責任があった。 弁護士は知事により免許が与えられ、 領土の法廷で仕事をした。 領土で仕事をする免許が与えられた著名人に含まれたのは： 将来の大統領である アンドルー・ジャクソン (Andrew Jackson), 将来の知事であるアーチボルド・ローン (Archibald Roane), 将来の国会議員であるジョン・リア (John Rhea), そして ブラウント (Blount) の義理の弟で、将来の知事であるウィリー・ブラウント (Willie Blount) であった。 ジャクソン (Jackson) は領土の地方検事 (district attorney) として務めた。

南西部領土は 43,000 平方マイル (110,000 km²) にわたり、 後の測量による少々小規模な境界の変更を除けば、現在のテネシー州から構成されていた。 北にはバージニア州のケンタッキー地区 (District of Kentucky) があり、これは 1792 年に 15 番目の米国の州に なった。領土の南の土地は、なおジョージアにより領有権が主張されているか スペインと紛争中であったが、 その後合併して ミシシッピ準州 (Mississippi Territory) になった。

1790 年の創設時に、南西部領土政府は 2 つの連結されていない地区を監督した： 北東のワシントン地区 (Washington District) とナッシュビル (Nashville) のまわりと北の地域にあるメロ地区 (Mero District) であった。 領土の残りはインディアンの支配下のまゝであり、 チェロキー族が東の支配的な部族で、 チカソー族 (Chickasaw, /ˈtʃɪkəsɔː/) は領域の西の部分を支配した。 他の重要な部族に クリーク族 (Creek) と チョクトー族 (Choctaw) が含まれた。

メロ地区 (Mero District)、エイブラハム・ ブラッドリー (Abraham Bradley) の 1796 年の郵便地図に現れたもの	ワシントン地区、エイブラハム・ ブラッドリー (Abraham Bradley) の 1796 年の 郵便地図に現れたもの

ワシントン地区 (Washington District) は始めはフレンチ・ブロード川 (French Broad River) の北の土地を含み、 クリンチ川 (Clinch) と テネシー川 (Trennessee) の 合流点 (現代のキングストン (Kingston) の近く) の北東を含んでいた。 1791 年のホルストン条約 (Holston) は境界をフレンチ・ブロード川 (French Broad) の南に広げ、 南東の (現在の ブラウント郡 (Blount) にある) リトル川 (Little River) とリトル・テネシー川 (Little Tennessee River) の間の分水嶺にまで広がった。 ワシントン地区 (Washington District) は元々ワシントン郡 (Washington)、サリバン郡 (Sullivan)、グリーン郡 (Greene)、そしてホーキンズ郡 (Hawkins) を 含んでいた。 ノックス郡 (Knox) とジェファーソン郡 (Jefferson) は 1792 年にブラウント知事により創設された。 1793 年に、ブラウントはこれらの 2 つの新しい郡を別の地区 (district) に組織して、 ハミルトン地区 (Hamilton District) と呼んだ。 ブラウント郡と セビア郡 (Sevier) はこの新しい地区 (district) に領土統治下で追加された。

メロ地区 (Mero District) に含まれたのはナッシュビル (Nashville) のまわりでケンブリッジ川 (Camberland) に沿い、現代のケンタッキー州の境界の北であった。 これは 3 郡 -- デイビッドソン郡 (Davidson)、サムナー郡 (Sumner) とテネシー郡 (Tennessee) -- を含んでいた。 メロ地区 (Mero District) とワシントン地区 (Washington District) は道路で接続され、これは一般にアベリーの小道 (Avery's Trace) と呼ばれ、 インディアンの土地を横断していた。

南西部領土の人口は 1791 年に 35,691 名であった。 これには 3,417 名の奴隷と、361 名の有色人種の自由人が含まれた。 ワシントン地区 (Washington District) の人口は 28,649 名で、一方メロ (Mero) の人口は 7,042 名であった。 領土の 1795 年の国勢調査により、全人口は 77,262 名で、 この中に 10,613 名の奴隷と 973 名の有色人種の自由人がいた。 ワシントン地区 (Washington District) とハミルトン地区 (Hamilton District) の人口は 65,338 名で、メロ (Mero) の人口は 11,924 名であった。