イリノイ水路 (Illinois Waterway)

以下の文書は以下の日本語訳です。

Illinois Waterway - Wikipedia

イリノイ水路システムは 336 マイル (541 km) の水路から構成され、キャルメット川 (Calumet River) への合流口から、イリノイ州クラフトン (Grafton) におけるイリノイ川の (ミシシッピ川との) 合流口までである。これは川、湖、運河から構成されるシステムで、イリノイ川とミシシッピ川を経由して、五大湖からメキシコ湾に至る水運の接続を提供している。イリノイ・ミシガン運河は 1849 年に開通した。 1900 年に、シカゴ衛生・船舶運河がこの運河の代わりとなり、シカゴ川の流れを逆にして、もはやミシガン湖に流れ込まなくなった。米国工兵隊は水路の中の深さ 9 フィート (2.7 m) の航路 (navigation channel) を維持している。水路の複雑な北の区間は色々な意味で調査と管理用に「シカゴ地区水路システム」 (CAWS, Chicago Area Waterway System) と呼ばれる。


イリノイ水路スターヴド・ロック L&D	スターヴド・ロック L&D イリノイ水路	T.J.オブライエン水門&ダムキャルメット川、イリノイ水路の 1 部、シカゴ

一連の 8 基の水門は陸軍工兵隊によって管理され、ミシガン湖からミシシッピ川システムまでの川の流れを制御している。上流水門 T. J. O'Brien はミシガン湖から 7 マイルのキャルメット川にあり、最後の水門はミシシッピ川から 90 マイル (140 km) 上流のラ・グレンジ水門&ダム (LaGrange lock and dam) にある。イリノイ川に開放される水量は湖と川の関係者にとり問題がある所である。ミシガン湖の水位が高ければ、湖の関係者は水量を増やしたがり、水位が低ければ、水量を減らしたがる。国際条約により水量が規制されているのはこの理由からで、カナダもミシガン湖の水位の関係者で、ミシガン湖の水はエリー湖、ヒューロン湖、オンタリオ湖に流れている。

(水路の) 主な貨物は発電所の石炭で、化学物質と石油は上流に遡上し、穀類と大豆は下流に向かい、ニューオーリンズを通って主に輸出される。

冬によっては氷がとりわけ水門とダムの周りに浮き、時々、引き船やハシケがイリノイ州を航行する邪魔となる。

水門とダム
図式

水門とダム

以下 L&D = 水門&ダム (= Lock and Dam)

水門&ダム名称	場所	リバー・マイルミシシッピ川上	ダムレベル (海抜)	座標
T.J.オブライエン L&D (T.J. O’Brien)	シカゴ (Chicago)	326	577 ft (176 m)	41°39′7.45″N 87°34′1.24″W
ロックポート L&D (Lockport)	ロックポート (Lockport)	291	577 ft (176 m)	41°34′8.61″N 88°4′39.29″W
ブランドン・ロード L&D (Brandon Road)	ジョリエット (Joliet)	286	539 ft (164 m)	41°30′12.12″N 88°6′11.04″W
ドレスデン・アイランド L&D (Dresden Island)	モリス Morris	271	505 ft (154 m)	41°23′52.66″N 88°16′56.42″W
マルセイユ L&D (Marseilles)	マルセイユ (Marseilles)	245	483 ft (147 m)	41°19′39.77″N 88°45′4.5″W
スターヴド・ロック L&D (Starved Rock)	ノース・ユティカ (North Utica)	231	458 ft (140 m)	41°19′27.93″N 88°59′10.82″W
ピオリア L&D (Peoria)	ペオリア (Peoria)	157	440 ft (134 m)	40°37′54.84″N 89°37′29.52″W
ラ・グレンジ L&D (La Grange)	ベアーズタウン (Beardstown)	80	430 ft (131 m)	39°56′21.21″N 90°32′0.69″W

図式

下の図式はイリノイ水路のミシガン湖の平均海抜 419 フィート (128 m) からイリノイ州グラフトンにおけるミシシッピ川までの降下を表示している。水路の 8 基の水門&ダムは水路上の交通の落差を提供している。

横軸：ミシシッピ川からのリバー・マイル
縦軸：海抜 (フィート)　　　　　　　　　